IDCのアナリストが指摘
そこが知りたい「ブロックチェーン」、データ管理に役立つのはなぜ?(2/2 ページ)
ブロックチェーンの可能性に目を向ける
ボンド氏 これまでブロックチェーンは、企業対企業のネットワーク、支払い、為替といった観点で議論されることがほとんどだった。つまり団体、主体、人の間で価値を移譲する方法という見方をされてきた。だが以上のことから、ブロックチェーンは、ソフトウェアベンダーが製品に組み込んでいるデータの完全性や系列機能に革命をもたらす可能性を秘めている。そこに目を向けることが非常に重要だ。
一部の企業は、社内システムをブロックチェーンベースに刷新して、最終的には取引先にまでその動きを拡大しようとしている。一方でそのような企業は、リレーショナルデータベースを使ったシステムを保持し続けることになるだろう。
―― ブロックチェーンは、どのようにクエリを実行するのでしょうか。
ボンド氏 それは今のブロックチェーンが抱えている問題の1つだ。ビットコイン関連企業Blockchain LuxembourgのWebサイトへアクセスすると、現在のビットコインネットワークでやりとりされている取引を確認できる。取引を調べることはできるが、必ずしも取引のクエリを実行できるわけではない。
公開されている一部のデータベースのスキーマ(データベースの構造)では、典型的なテーブルを含むデータベースを設定し、そのデータベースにブロックチェーンからデータをインポートして、そのデータベースでクエリや解析ができる。
IBMが発表済みの「IBM Blockchain」は、ブロックチェーンのオープンソースソフトウェア(OSS)「Hyperledger Fabric」の商用バージョンだ。IBM Blockchainには、検索やクエリといった幾つかの機能が追加されている。現状、ブロックチェーン技術は未熟で発展途上にある。黎明(れいめい)期にある今、やるべきことは山積みだ。
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