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徹底レビュー:仕事一筋のビジネス向けノートPC「ThinkPad T470」の実力は?(3/3 ページ)
パフォーマンス
本稿のレビューで使用したThinkPad T470は、Intelの第7世代の「Core i5-7200U」「Intel HD Graphics 620」、16GBのDDR4 RAMを搭載している。さらに、とにかく高速の一言に尽きる256GBのPCIe SSDも内蔵している。また、ThinkPad T470では多くの要素をカスタマイズできる。例えば、CPU、RAM、SSDはそれぞれ最高でIntelの「Core i7-7600U」、32GBのDDR4 RAM、1TBのPCIe SSDに変更可能だ。ただし、このようなアップグレードはやや高くつく。
TechTargetがレビューで使用したThinkPad T470は、パフォーマンスと価格のバランスが取れた非常に優秀なミッドレンジクラスの構成になっている。全体的に高いベンチマークスコアを記録していることから、マルチタスクが必要なユーザーや負荷の高い生産性アプリを実行するユーザーに最適だ。TechTargetが実施したThinkPad T470のテストでは、Googleの「Google Chrome」でアクティブなタブを12個開きながら、HD解像度の動画を2本ストリーミング再生した。それでもパフォーマンスが低下することはなかった。内蔵のIntel HD Graphics 620グラフィックスも優れたビジュアルパフォーマンスを発揮している。ハイエンドPCゲームなど、あまりにも負荷が高い処理には対応できないが、画像やHD動画の編集は安定したパフォーマンスで行うことができる。それから、256GBのPCIe SSDの読み取りと書き込みの速度は信じられないほど高速だ。これにより全体的なパフォーマンスが大幅に向上し、非常に高速な読み込み時間が実現されている。
本稿でレビューしたThinkPad T470のスペックは次の通りだ。
- Microsoftの「Windows 10 Pro」
- 14インチFHD(1920×1080)ディスプレイ
- Intel Core i5-7300U CPU(2.6GHz)
- Intel HD Graphics 620
- 16GBのDDR4 RAM
- 256GBのPCIe SSD
- Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac
- Bluetooth 4.1
- 寸法:約336.6×232.5×19.95ミリ
- 重量:約1.6キロ(3セルバッテリー)/約1.8キロ(6セルバッテリー)
ベンチマーク
Futuremarkの「PCMark8 Home(Accelerated)」によるWindows 8の一般的な作業(Webサーフィン、動画のストリーミング、ドキュメントの作成、ゲームのプレイなど)に関する全体的なシステムの総合スコア(スコアが高いほどパフォーマンスが高い)
PCMark8 Work(Accelerated)によるWindows 8で業務関連処理を実行したときの総合スコア(スコアが高いほどパフォーマンスが高い)
Futuremarkの「3DMark Fire Strike」によるゲームプレイ時のGPUの総合的なパフォーマンスの測定(スコアが高いほどパフォーマンスが高い)
Crystal Dew Worldのベンチマークテスト「CrystalDiskMark」によるストレージドライブのパフォーマンススコア
バッテリー持続時間
バッテリー持続時間のテストには、Futuremarkのベンチマークテスト「PowerMark」を「バランス重視」モードで使用した。テストは、自動Webサーフィン、文書作成、ゲームおよび動画再生ワークロードの組み合わせで構成されている。テストでは普通にWebサーフィンだけをする以上の負荷がかけられるため、PCをさまざまなシナリオの条件下において、負荷の高い使用状態をよりよくシミュレーションできる。テストの負荷は高いため、結果は低く出ている。そのため、「Facebook」をチェックしたり「Netflix」を見たりするだけならば、結果より長いバッテリー持続時間を期待できる。
PowerMarkベンチマーク(Balanced)によるバッテリー持続時間の測定(スコアが高いほどバッテリーの持続時間が長い)
ThinkPad T470は、本稿執筆時点までにTechTargetがレビューしたビジネス向けノートPCの中で恐らく最長のバッテリー持続時間を誇っている。ThinkPad T470は、3セルの内蔵バッテリーに、追加の3セルバッテリーまたは大型の6セルバッテリーを組み合わせる形を取っている。6セルバッテリーを採用すると確かに少し重くなるが、それだけの価値は十分にある。というのも、6セルバッテリーを搭載したThinkPad T470は、本稿のベンチマークテストで圧巻の9時間12分というバッテリー持続時間を記録している。3セルバッテリーを搭載したThinkPad T470のバッテリー持続時間も悪くない。こちらも5時間48分と堅実な結果を出している。本稿で実施したテストは日常における標準的な使い方に比べて負荷が高い。その点を考えると、どちらのバッテリーを選んだとしても終日使うことはできるはずだ。ただし、6セルバッテリーなら1回の充電で丸2日使える可能性がある。1回の充電で、15~16時間以上はバッテリーが持続することを期待して問題ない。
結論
正直なところ、ThinkPad T470に短所はほとんどない。確かに、ディスプレイはもう少し明るい方が好ましい。オーディオ品質については、安っぽい音が鳴ることがある。だが、ノートPCで重視されるのはマルチメディア性能とは限らない。ThinkPad T470はビジネス向けノートPCであり、非常に優れた中核機能を備えている。シンプルかつ息の長いデザインが採用され、摩耗にも強い。セキュリティオプションも組み込まれていて、内部構造へのアクセスしやすさも改善されている。Thunderbolt 3を始めとする接続端子も豊富だ。超高速なPCIe SSDが内蔵されていることもあって高いパフォーマンスも備わっている。さらには、トップクラスのキーボードとバッテリーも搭載されている。
筐体が洗練されているとは言えないかもしれない。だが、ThinkPad T470は出先で欠かせないビジネスパートナーになることだろう。
長所
- 素晴らしいキーボード
- 衝撃的なバッテリー持続時間
- 高いパフォーマンス
短所
- 薄暗いディスプレイ
- 低品質なオーディオ
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