Box、Dropbox、kiteworksなど
ビジネス向けファイル同期・共有ツール11製品を徹底比較(前編)(2/2 ページ)
Citrix Systems「Citrix ShareFile」
ソフトウェアやハードウェアを手掛けるCitrixの「Citrix ShareFile(以下ShareFile)」は、企業向けのコンテンツ共有サービスだ。ユーザーは、複数のリポジトリから必要なファイルを取り出し、チーム間や企業間でデータを安全にやりとりできる。最近は、「Advanced Document Workflows」「ShareFile Drive Mapper」「ShareFile Exchange Connector」などの機能が新たに加わった。同製品は、「ShareFile StorageZones」という機能で、他のEFSS製品と一線を画す。同機能により、ユーザーは、オンプレミス型システムやクラウド、その他のファイル共有サービスに保存したファイルを、ShareFileの主要セキュリティ機能を利用して安全に共有できる。ShareFileは、小規模から大規模まで、幅広い規模の企業をユーザーに持つ。同製品は、Webブラウザ経由でも利用可能だ。その場合は、各企業に合わせたカスタムが可能なホスティング型のWebインタフェースに、接続用のURLでアクセスする。ShareFileにはHTTPベースのREST API経由でもアクセスできるので、開発者は自作のカスタムアプリケーションにファイル共有機能を追加することが可能だ。ShareFileを使うと、リアルタイムチャットに加え、MicrosoftがWebベースで提供するオンライン版オフィスアプリケーション群「Office Online」のドキュメントの共同編集も可能だ。
料金は、小規模企業向けのプランが1ユーザー当たり月額12ドル。エンタープライズ向けには「ShareFile Enterprise」と「ShareFile Platinum」の2つのプランが用意されている。小規模企業向けのプランは、Citrix Systemsから直接購入可能。エンタープライズライセンスは、1万社を超えるCitrixのパートナーや、40数社ものShareFile専用パートナーを通じて購入が可能だ。パートナー企業は、特定業種向けのソリューションや独立系ソフトウェアベンダーの製品に、ShareFileの機能を統合して提供している。Citrix Systemsの公式サイトからは、30日間の無料トライアルを申し込める。
Dropbox「Dropbox」
オンラインストレージサービス企業Dropboxによる同名製品は、ファイルの作成や共有、共同編集の方法を簡素化し、企業のEFSSに対するニーズを満たすように設計されている。ユーザーはあらゆるファイルをDropboxに保存し、どこからでもデバイスを選ばずにアクセスできる。ユーザーがファイルにアクセスする際、Dropbox.comがメインのWebインタフェースになる。同製品は、過去バージョンを含むWindows、Mac OS X、Linuxの他、iPhoneやiPad向けiOS、Android、Windows Phone、Windowsタブレット上で使える。各種プランのうち、2GBのストレージ容量を利用できる基本プラン「Dropbox Basic」は無料だ。有料プランの「Dropbox Plus」は、1ユーザー当たり月額9ドルで、一般ユーザーや企業のエンドユーザーが利用できる。Dropboxと同社のリセラーパートナーは、あらゆる規模の企業向けにさまざまな価格帯のプランを用意している。「Dropbox Enterprise」は、高度なネットワーク制御、チームメンバーの利用状況の確認、エンタープライズモバイル管理(EMM)製品との連携機能を備えた大企業向けのプランだ。新たなドキュメント共有ツール「Dropbox Paper」を使えば、チームによる共同作業を全て1カ所で実行できる。企業向けプラン「Dropbox Business」でDropbox Paperを利用すれば、管理者はDropbox Paperでのメンバーの行動把握やドキュメント共有状況の管理し、チームコンテンツへのアクセス管理も可能だ。
Dropbox Businessプランは、30日間の無料トライアルを提供している。
後編では、「Egnyte Connect」「Microsoft OneDrive for Business」など6製品を取り上げる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[株式会社MatrixFlow] 「物流リソース最適化」ガイド:人員・配車・傭車を出庫依頼の確定前に決めきる -
製品資料
[株式会社キーエンス] なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは -
製品資料
[株式会社セールスフォース・ジャパン] 「CRMは設計と無関係」は本当か? PLMとの融合で実現する高速開発 -
事例
[日本ヒューレット・パッカード合同会社] AIエージェントの時代にどう備える? 「新たな働き手」を支える3要素とは -
製品資料
[日本ヒューレット・パッカード合同会社] “横並びの自動化”から脱却、AI活用で生産性と競争力を高める秘訣
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
なぜ「全社配布Copilot」は使われないのか? 失敗に学ぶAI定着
-
2
法務と開発者で「言葉が通じない」問題 トヨタやソニーが語るOSS管理の真実
-
3
なぜ「Gemini 4 Argon」は出遅れたのか? Googleが狙う“逆転のシナリオ”
-
4
損保ジャパンはなぜ「COBOL」を捨てなかったのか? 脱メインフレームの真相
-
5
情シスの約8割が転職や退職を意識 調査で分かった“辞めたくなる最大の理由”
-
6
ChatGPTは“検索しまくり”でGeminiは“淡泊”? データが明かすAIの裏側
-
7
情報漏えいはなぜ繰り返されるのか 今すぐ見直すべき「境界」
-
8
「Wi-Fi 7」経由でWindowsが乗っ取られる? 最高権限奪取の恐怖
-
9
「結局使わなくなる」Microsoft 365 Copilotを半年で定着 キリンの3施策
-
10
「中堅・中小企業のネットワーク・セキュリティ運用実態」に関するアンケート
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
不審メールの経路や見せ方に変化? 2026年夏の3事例から見えた動向と対処方法
-
2
家庭用Wi-Fiルーターの業務利用は危険? 避けるべき理由と具体的な対策
-
3
Microsoft 365を安全に運用 うっかりミスやサイバー攻撃に備えるデータ保護術
-
4
財務部門がAIを最大限に活用する方法 無駄のない戦略的リーダーシップへの道
-
5
LLMが兵器化? 元FBI高官が鳴らす警鐘とセキュリティツール統合のポイント
-
6
「オンプレミス回帰」せざるを得ない“合理的な理由”
-
7
なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは
-
8
生成AIを開発に導入しても効果が見えない? 実証実験で分かった成果と課題
-
9
経産省DX指針から読み解く、受発注業務デジタル化ロードマップ
-
10
HDDを使わない「SSDオンリー」が無謀なのはなぜ?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー