ディスプレイの満足度はお値段以上
徹底レビュー: 4000円台からの爆安タブレット「Fire 7」、安過ぎて心配なので検証した(2/3 ページ)
端子、ボタン、スピーカー、カメラ
Fire 7は多様な目的に使用できるMicro-USB端子を装備している(写真3)。最も明らかな用途は本体の充電だが、適切な端子が備わったものならフラッシュドライブも接続できる。また、USB Type-A端子とMicro-USB端子の変換アダプターを使えば、外付けキーボードやマウスといったUSB Type-A端子を備えた周辺機器も使用可能だ。
Fire 7はmicroSDメモリーカードリーダーを搭載する。そのためストレージ容量を手軽かつ安価に拡張できる。最大256GBのmicroSDメモリーカードまで利用できるが、本稿でテストしたのは64GBまでだ。
物理ボタンの数は最小限で、電源ボタンと音量ボタンしかない。ほとんどのボタンは仮想ボタンとしてディスプレイに表示する。
Fire 7のスピーカーは1台のみだが、多少騒音のある環境でも動画を鑑賞できる十分な音量を備える。ただしスピーカーは背面に設置されている。文字通り最悪の場所だ。Fire 7の正面を上向きに置くと音がかなりこもる。
3.5ミリヘッドフォンジャックがあるため、外付けスピーカーを使用できる。
安価なタブレットだと機能が貧弱になりがちな、もう1つの要素はカメラだ。Fire 7が搭載する200万画素カメラは、十分な照明があるという条件付きで、きれいな写真を撮影できる(写真4、5)。フラッシュは採用していない。最大720p(1280×720ピクセル)の動画を録画可能だ。正面側のVGA(640×480ピクセル)解像度のWebカメラは、ビデオ通話サービス「Skype」用としての基準は満たしている。
パフォーマンス
Fire 7の中核を担うのはMediaTek製SoC(統合型プロセッサ)の「MT8127」だ。4基のCPUコアを内蔵し、それぞれが1.3GHzで動作する。MT8127は、Fire 7のような安価なタブレット向けに設計されている。実際の用途では許容範囲のパフォーマンスは備わっているものの、高速と呼べる代物ではない。多数のアプリケーションを開くと0.5秒ほどの遅延が発生する。もっと高価なタブレットなら、このような遅延は起こらないだろう。また完全に電源が切れた状態からの起動には30秒ほどかかる。
本稿ではPrimate Labsのベンチマークテストツール「Geekbench」を使用してFire 7をテストし、価格が似ている他のタブレットとマルチコアスコアを比較した(図1)。
GPU(画像処理プロセッサ)として、ARMが設計した「Mali-450 MP」を搭載する。
Fire 7は1GBのRAMを搭載する。量としては少ないが、このような低コストの製品では普通のことだ。Fire 7が搭載するモバイルOS「Fire OS」は、1GBのRAMで適切に動作するように設計されている。そのため、これは問題にならない。
ストレージには8GBか16GBを利用できる。本稿のレビューに使用したFire 7は8GBのストレージを内蔵している。そのうちユーザーが利用できるのは5.6GBのみで、残りはFire OSが占有する。無料のクラウドストレージが5GB付属し、microSDメモリーカードを使ってローカル容量を増やすこともできる。16GBのストレージを選ぶと価格は59.99ドル(Amazon.co.jpでは通常価格1万980円)まで上がる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[株式会社MatrixFlow] 「物流リソース最適化」ガイド:人員・配車・傭車を出庫依頼の確定前に決めきる -
製品資料
[株式会社キーエンス] なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは -
製品資料
[株式会社セールスフォース・ジャパン] 「CRMは設計と無関係」は本当か? PLMとの融合で実現する高速開発 -
事例
[日本ヒューレット・パッカード合同会社] AIエージェントの時代にどう備える? 「新たな働き手」を支える3要素とは -
製品資料
[日本ヒューレット・パッカード合同会社] “横並びの自動化”から脱却、AI活用で生産性と競争力を高める秘訣
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
法務と開発者で「言葉が通じない」問題 トヨタやソニーが語るOSS管理の真実
-
2
なぜ「全社配布Copilot」は使われないのか? 失敗に学ぶAI定着
-
3
なぜ「Gemini 4 Argon」は出遅れたのか? Googleが狙う“逆転のシナリオ”
-
4
ChatGPTは“検索しまくり”でGeminiは“淡泊”? データが明かすAIの裏側
-
5
損保ジャパンはなぜ「COBOL」を捨てなかったのか? 脱メインフレームの真相
-
6
情シスの約8割が転職や退職を意識 調査で分かった“辞めたくなる最大の理由”
-
7
「結局使わなくなる」Microsoft 365 Copilotを半年で定着 キリンの3施策
-
8
「Wi-Fi 7」経由でWindowsが乗っ取られる? 最高権限奪取の恐怖
-
9
「中堅・中小企業のネットワーク・セキュリティ運用実態」に関するアンケート
-
10
情報漏えいはなぜ繰り返されるのか 今すぐ見直すべき「境界」
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
不審メールの経路や見せ方に変化? 2026年夏の3事例から見えた動向と対処方法
-
2
家庭用Wi-Fiルーターの業務利用は危険? 避けるべき理由と具体的な対策
-
3
Microsoft 365を安全に運用 うっかりミスやサイバー攻撃に備えるデータ保護術
-
4
財務部門がAIを最大限に活用する方法 無駄のない戦略的リーダーシップへの道
-
5
LLMが兵器化? 元FBI高官が鳴らす警鐘とセキュリティツール統合のポイント
-
6
「オンプレミス回帰」せざるを得ない“合理的な理由”
-
7
なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは
-
8
生成AIを開発に導入しても効果が見えない? 実証実験で分かった成果と課題
-
9
経産省DX指針から読み解く、受発注業務デジタル化ロードマップ
-
10
HDDを使わない「SSDオンリー」が無謀なのはなぜ?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー