4Kディスプレイに豪華スペック
徹底レビュー:「Dell XPS 15」(2017)、フレームレスPCの仕事用だけではない実力(3/3 ページ)
パフォーマンス
本稿のレビューに使用したXPS 15(2017)には、2.8GHzのIntel製「Core i7-7700HQ」、NVIDIAの「GeForce GTX 1050」、16GBのRAM、非常に高速な512GB PCIe SSDが搭載されている。強力なスペックだ。価格もそれに見合うものになっており、本稿執筆時点ではDellのWebサイトでの販売価格はで2100ドルだ。公平を期していうと、この価格はディスプレイのおかげでいくらか高くなっている。
とはいえ、何から何まで詰め込んだ構成を選ぶことにはある程度メリットがある。本稿のレビューに使用したプレミアムな構成のXPS 15(2017)はスペックが高く、使っていて楽しい。その高いベンチマークスコアから分かる通り、基本的な文書作成もマルチタスク処理も手早く片付けられる。米TechTargetでは、GoogleのWebブラウザ「Chrome」で20個のタブをアクティブにしたまま、バックグラウンドでHD動画のストリーミングを2本再生し、音楽配信サービス「Spotify」で音楽を流してみた。だが、本稿のレビューに使用したXPS 15(2017)の処理が遅くなることはなかった。512GB PCIe SSDによる高速な読み取り/書き込み時間でも、安定した素晴らしいパフォーマンスが発揮された。
また、意外かもしれないが、XPS 15(2017)は実のところ非常に堅実なエントリーレベルのゲーミングノートPCでもある。これはGPUに「GeForce GTX 1050」を内蔵しているおかげだ。Valve Corporationの「Steam」で販売している多様なゲームに対応できる性能が備わっている。うれしいことに、Ubisoftの「Far Cry 4」を1080pの高画質設定にしたところ、平均38fpsという滑らかさで実行することができた。残念ながら、XPS 15(2017)では4Kで遊べるゲームがそれほど多くない。しかし、Riot Gamesの「League of Legends」のような比較的負荷の低いゲームであれば、4K解像度の素晴らしい画質で表示できる。
本稿のレビューに使用したXPS 15(2017)のスペックは次の通りだ。
- Microsoftの「Windows 10 Home」
- 15.6インチ、4K Ultra HD(3840×2160)解像度のInfinity Edgeディスプレイ
- 2.8GHzのCore i7-7700HQ
- NvidiaのGeForce GTX 1050(4GB)
- Intelの「HD Graphics 630」
- 16GBのRAM
- 512GBのPCIe SSD
- Bluetooth 4.1
- 802.11ac
- 重量:約2.1キロ
- 寸法:235×357×11~17ミリ(奥行き×幅×高さ)
- 最低価格:1000ドル
- 構成価格:2100ドル
ベンチマーク
Futuremarkの「PCMark8 Home」(Accelerated)による「Windows 8」の一般的な作業(Webサーフィン、動画のストリーミング、ドキュメントの作成、ゲームプレイなど)に関する全体的なシステムの総合スコア(スコアが高いほどパフォーマンスが高い
PCMark8の「Work accelerated」ベンチマークによる、Windows 8で業務関連生産性タスクを実行したときの総合的なシステムパフォーマンスの測定(スコアが高いほどパフォーマンスが高い)
Futuremarkの「3DMark Fire Strike」によるゲームプレイ時のGPUの総合的なパフォーマンスの測定(スコアが高いほどパフォーマンスが高い)
Crystal Dew Worldのベンチマークテスト「CrystalDiskMark」によるストレージドライブのパフォーマンススコア
バッテリー持続時間
バッテリー持続時間のテストには、Futuremarkのベンチマークテスト「PowerMark」を「バランス重視」モードで使用した。テストは、自動Webサーフィン、文書作成、ゲームおよび動画再生ワークロードの組み合わせで構成されている。テストでは普通にWebサーフィンだけをする以上の負荷がかけられるため、PCをさまざまなシナリオの条件下において、負荷の高い使用状態をよりよくシミュレーションできる。テストの負荷は高いため、結果は低く出ている。そのため、「Facebook」をチェックしたり「Netflix」を見たりするだけならば、結果より長いバッテリー持続時間を期待できる。
PowerMarkベンチマーク(Balanced)によるバッテリー持続時間の測定(スコアが高いほどバッテリーの持続時間が長い)
実際にテストしたところ、本稿のレビューで使用したXPS 15(2017)は4時間56分持続した。4Kディスプレイに加えて内部で専用のGPUを使用していることを考慮すると、この記録はそれほど悪いものではない。本稿のテストは日常の標準的使用方法よりも少し負荷が高いため、通常の用途ならフル充電状態で7時間後半から8時間のバッテリー持続時間を期待できる。
結論
XPS 15(2017)は素晴らしいノートPCだ。確かに価格は高いが、非常に高機能でもある。目を見張るような4Kディスプレイと強力なパフォーマンスを備え、頑丈で持ち運べる設計にもなっている。XPS 15(2017)にとって最大のセールスポイントの1つはその万能性だ。出張用ノートPCとして十分な携帯性があり、堅実なバッテリー持続時間を実現している。また、仕事用に大活躍できるほどのパフォーマンスもあり、マルチタスクを実行したり、ファイルをほぼ瞬時に読み取ったりできる。当然だが、専用GPUを搭載しているため、ゲームやマルチメディア用途でも優れた候補になる。率直に言って、キーストロークがやや浅いことくらいしか欠点はない。ただしそのマイナス要素も、XPS 15(2017)が提供する素晴らしい機能を損なうものではない。
長所
- 豪華な4Kディスプレイ
- 引き締まったクリアな音
- 強力なパフォーマンス
短所
- 高価
- 浅いキーストローク
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