コスト削減やリソースの有効利用に効果的
「モバイルアプリ開発プラットフォーム」(MADP)がきっと欲しくなる5つのメリット(2/2 ページ)
ケース3:優先度の高いプロジェクトにDevOpsリソースを解放
大半の企業はDevOpsで開発したい多様なプロジェクトを抱えている。DevOpsチームがモバイルアプリケーションの開発と展開に忙殺されていては、他の作業に充てる時間はほとんど残らない。
その点、MADPはリソースの解放につながる。MADPはクロスプラットフォーム開発を可能にし、専門知識をさほど必要としない。そのため経験豊富な開発者は、より優先度の高いプロジェクトに専念できる。管理者には、インフラストラクチャの実装と管理にかかる時間を短縮できるメリットもある。
RMAD機能を備えるMADPを使えば、社内のユーザー部門が独自のアプリケーションを開発できるメリットもある。例えば人事部門がMADPを使って、従業員向けアプリケーションを開発するといったことが可能だ。MADPはセキュリティやデータ管理、アプリケーションの展開をサポートするので、DevOpsリソースへの影響は最小限で済む。
さらに企業は、可能な場合はRMAD機能を活用し、より高機能のアプリケーションには高度な機能を利用する、といった具合に、目的に応じてMADPを使い分けてもいいだろう。
ケース4:社内のユーザー部門が独自のアプリケーションを開発可能に
今や多くのMADPがRMAD機能を搭載しており、その機能は日々進化している。RMAD機能があれば、DevOpsリソースに頼らずとも、シチズンデベロッパー(財務担当者やオペレーション担当者などのパワーユーザー)がアプリケーションを開発することが可能だ。
小規模な企業でもRMAD機能を使えば、かつてないほど迅速かつ安価な方法で独自のアプリケーションを提供できる。アプリケーションの開発速度を高め、事業部門レベルと全社レベルの両方でコスト削減を実現可能だ。
RMAD機能を備えるMADPは、テンプレートと事前定義されたコンポーネントを使えば、アプリケーションを容易に構成可能だ。アプリケーションを多様なデータソースに接続し、さまざまなタイプのデバイスに展開することも、マウスを数回クリックするだけで実行できる。
一般的にRMAD機能は、開発環境が提供する基本機能をそのまま使用する基本的なアプリケーションの開発に適している。特に臨機応変であることが求められる社内アプリケーションには好都合だ。複雑なアプリケーションの開発にはDevOpsリソースを投じるといい。
ケース5:バックエンドシステムとの連携を簡素化
最近の企業は、大半がバックエンドシステムにかなりの投資をしており、そこにモバイルアプリケーションを連携させたいと考えている。モバイルアプリケーションをバックエンドシステムと連携させれば、以前からのセキュリティ基盤と管理機能を活用しつつ、必要なデータをアプリケーションに提供することが可能だ。
残念ながら、システム間の接続を調整するのは簡単な作業ではない。オフライン操作やユーザー認証などを実現するシステムとの連携が必要な場合もある。そうなると、旧式コネクターやAPI、種類の異なるデータソースなどが引き起こす、連携に伴うさまざまな問題の解消に、開発労力のかなりの部分を費やす羽目に陥りかねない。
MADPツールは、データの管理に加え、多様なサービスやデータとの連携を可能にするミドルウェアと、バックエンドサービスを搭載することによって、企業によるシステム連携作業の大半を肩代わりすることが可能だ。構成済みのコネクターと標準ベースのAPIを使うことで、IT担当者はアプリケーションのセキュリティを確保し管理する一方で、必要なデータへのアクセスを提供できる。
MADP検討時の留意点
MADPのビジネスケースを作成する際は、ツールによって機能が大きく異なる点に注意が必要だ。「RMAD機能は限られるが、カスタマイズの選択肢が多い」というツールもあれば、その逆の場合もある。またリソース要件はツールの実装方法によって大きく異なるので、ソフトウェアを実装するのがオンプレミスかクラウドか、あるいはその両方なのかを考慮に入れる必要がある。
当然ながらMADPツールは、モバイルアプリケーションに関する全てのニーズを満たせるわけではない。だが企業がモバイルアプリケーションのニーズをこれまでより迅速かつ容易かつ安価に満たすためには、うってつけの方法だといえるだろう。
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