「OneDrive」の使い勝手もセキュリティも向上
「Windows 10 Fall Creators Update」提供開始、思わず人に自慢したくなる注目機能6選(2/2 ページ)
機能3:OneDriveを改良する「Files On-Demand」
OneDriveは便利であると同時に、厄介なところもある。あるデバイスでWindows 10にログインしてOneDriveにファイルを保存すると、別のデバイスでWindows 10にログインしたときに、そのファイルが自動的にダウンロードされるのは便利な機能だ。ただし容量の少ないデバイスにファイルが勝手にダウンロードされるのは困る。
Fall Creators Updateでは、OneDriveの「Files On-Demand」機能でこれを解決し、クラウドからエンドユーザーのデバイスへの自動ファイルダウンロードを実行しないようにIT管理者が設定できるようになった。
オンラインのみに置いたファイルへのアクセス方法も改良した。Webブラウザを開く必要がなくなり、OneDriveフォルダ内のショートカットをクリックするだけでアクセスできるようになった。オンラインのみのファイルをダウンロードするには、ショートカットをダブルクリックする。「このデバイス上で常に保持する」を選択すると、ファイルを常にデバイスに残すことができる。これを再びオンラインのみのファイルにするには、ファイルを右クリックして「空き領域を増やす」を選択する。
機能4:Windows Updateのデータ転送量を制限
Windows Updateによって自動アップデートを実行したり、LAN内で更新ファイルを共有したりすると、多くのリソースを消費してコンピュータの動作が遅くなることがある。Fall Creators Updateでは、Windows Updateが使用するデータ転送量(以下、帯域幅)をネットワーク管理者が制限できるようになった。
管理者は「設定」→「配信の最適化」→「詳細オプション」にある3つのスライダーを使って、Windows Updateが使用する帯域幅を調整できる。1つ目のスライダーはダウンロードに使用する帯域幅、2つ目はアップロードに使用される帯域幅をそれぞれ5~100%に設定する。3つ目のスライダーはWindows Updateが1カ月に使用するデータ量の上限を5~500GBに設定する。
機能5:バックグラウンドアプリを省電力モードに
Windows 10のバックグラウンドで稼働するアプリケーションがリソースを大量に消費し、コンピュータが遅くなったり、バッテリー駆動時間が短くなったりすることがある。Fall Creators Updateでは、フォアグラウンド(アクティブ)で実行中のアプリケーションや、エンドユーザーの操作が多いアプリケーションを監視して優先順位を付け、バックグラウンドアプリケーションに対処する。
バックグラウンドで実行中と判別したアプリケーションを省電力モードにし、通常のフル実行時よりCPU使用率を下げることで、それ以外のものへの影響を抑える。ただし現時点では、「Power Throttling」というこの機能を利用するには、第6世代の「Intel Core」プロセッサ以降に搭載の省電力機能「Speed Shift Technology」を利用可能なデバイスが必要になる。
機能6:アプリの表示がぼやける問題の解決
Windows 10ではこれまで、アプリケーションの表示がぼやけたり、にじんだりすることがあった。アプリケーションを大きい画面に表示したり、異なる解像度の画面に移したりしたとき、デバイスの種類を変えたときなどだ。これまでは、この問題を解消するにはデバイスを再起動するか、互換性の設定を手動で調整するしかなかった。Fall Creators Updateでは、問題が発生しているアプリケーションを終了して再開するだけで、この問題を解決できるようになった。複数ディスプレイに画面を拡張している場合のみ、この方法では解決しないことがある。
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