Gartner Catalyst Conference 2017レポート
これからのシステム構築で大切な3つの目標:正確性、廃棄可能性、自律性(2/2 ページ)
映像で語られたこと
3つの概念から、最初に取り上げられたのは正確性だ。つまり、スケーラブルでオンデマンドなインフラシステムを構築するということだ。これにより、過度に高性能なサーバを導入する必要はなくなる。また、計測を行うことも必要になる。例えば、時間の経過と共に効率を上げるために電力消費量を計測する。
この主張を後押しするために、Northwestern National Bankの事例のビデオインタビューがスクリーンに映し出された。インタビューを受けるのは、Northwestern National Bankの災害復旧計画の設計者だったバージル・ディスメイヤー氏だ。最近、Gartnerが探し出してこのインタビューを撮影したという。同氏は、1980年代としては先進的だった同行本店の復興に触れ、「デジタル化のために完璧に回線を張り巡らせた」と述べた。次に歯科医師が、自身のデータ駆動型の手法で被せ物を作ることにより、「不正確さ」がなくなることを説明した。続いて、ディスメイヤー氏が再度映し出され、銀行の復興について、「全員の机にPCや端末が設置された」と述べる。
同じ手法は廃棄可能性の概念について明らかにする際にも用いられる。ブライアン氏によれば、本稿執筆時点のコンピューティングは廃棄可能性が中心にあるという。「つまり、スケーラビリティ、ポータビリティー、リスク緩和のことだ」と同氏が発言し、ビデオ映像が再び流れる。ディスメイヤー氏が、銀行の取締役会を説得して、バックアップを記録するシステムを備えた補助的なオペレーションセンターを構築したことを説明する。火災が起こる前のことだ。
スクリーンには歯科医師が再び登場する。患者が来院して被せ物を装着したが、かみ合わせがあまりよくない場合、以前はどのような作業を行っていたかを説明する。測定をやり直し、そのデータを製造所に送り、3週間待つ。だが、新しい手法を使えばたったの10分で別の被せ物を作れるという。
最後に、自律性を目指して設計するという考え方を詳しく説明し、「歯科医師のようなユーザーに権限を委ねるシステムを構築する必要がある」とカンシラ氏は主張する。身ぎれいな企業幹部の側近を壇上に呼んで、テクノロジーがいかにビジネスを実現し、支えてきたかを語ってもらう必要はない。その事実は、自律性に関する説明が行われた頃には既に明らかだった。大きなステージで推薦の言葉を伝えることが効果的ではないとはいっていない。そのようなやり方が大きな効果を挙げることもある。
だが時として、1982年のビデオ映像が強い影響力を発揮することもあるのだ。
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