2019年上半期に新PCが次々登場
「ThinkBook」はモバイルワークにうれしい機能満載、Lenovo新ブランドの実力は
Lenovoは2019年5月末から8月にかけて新ブランドと新製品を次々に市場投入する。「ThinkBook 13s」「同14s」や「ThinkPad X1 Extreme」第2世代、「ThinkCentre M90n Nano」の特徴を探る。
Lenovoは2019年5月中旬に次の3つを発表した。
- ノートPC「ThinkPad」のサブブランドとなる「ThinkBook」
- ノートPC「ThinkPad X1 Extreme」の次世代モデル
- ミニデスクトップPC「ThinkCentre M90n Nano」
ThinkBookシリーズの第1弾として、ノートPCの新モデル2機種を2019年5月末に販売開始する。13.3型モデル「ThinkBook 13s」および14型モデル「ThinkBook 14s」だ。このThinkBookシリーズの設計目標は「モダンな消費者向けデバイスの持ち運びやすさや使いやすさを実現し、ビジネスリーダーの明日の成功を確実に支える、ウルトラスリムノートPCの新ラインアップを打ち出すことだった」と、Lenovoは説明する。
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ThinkPadシリーズについて
ThinkBook 13s/14sの製品概要
LenovoはThinkBook 13s/14sで、若いビジネスパーソンをターゲットに、デザインや価格、サービス面でメリットを提供することを目指した。セキュリティや信頼性、サポートサービスといった分野で妥協することなく、スリムでスタイリッシュなデバイスの需要を満たすノートPCを作りたかったと述べている。
これらのThinkBookは、ディスプレイを180度開いてフラットにすることができ、極細ベゼルの採用で小型化と大画面を両立させている。筐体はアルミとマグネシウムの合金で、カラーはミネラルグレーとなっている。ThinkBook 13sは重さ2.95ポンド(約1.34キロ)、同14sは3.35ポンド(約1.52キロ)だ。
ThinkBook 13s/14sの他の特徴は以下の通り(訳注:ThinkBook 13sは2019年5月29日に日本で販売開始。ThinkBook 14sは国内未発売)。
- タッチ指紋リーダー付きの電源ボタンを押して、指紋認証と電源操作が可能
- ハードウェアセキュリティ規格「TPM 2.0」(TPM:Trusted Platform Module)に準拠したセキュリティチップで、Windows 10のセキュリティとユーザーデータの暗号化を実現
- カメラを物理的にふさぐ「ThinkShutter」を搭載
- インジウムでコーティングされたヒンジにより、無線LANの電波干渉を軽減
- Dolby Laboratoriesのサウンド技術「Dolby Audio」を実装した「Harman」ブランドのスピーカーを搭載
- Dolby LaboratoriesのHDR(ハイダイナミックレンジ)技術「Dolby Vision」を実装したフルHDディスプレイを搭載(ThinkBook 13s)
- 60mLまでの液体の浸入を防止する防滴キーボードを搭載
- 最大11時間のバッテリー駆動時間を実現(ThinkBook 13s。ThinkBook 14sは最大10時間)
- 高速充電機能「Rapid Charge」を搭載(ThinkBook 13s)
その他ThinkBook 13s/14sは、ディスプレイを閉じた状態でメールをダウンロードしたり、ビデオチャットアプリケーション「Skype」の着信を受けたり、Windowsアプリケーションを更新したりできる。両モデルはIntelの第8世代「Core」プロセッサを搭載している。
ThinkBookの第1弾となる両モデルは、米国では既に発売されている。ThinkBook 13sの直販価格(価格はいずれも原稿執筆時点)は729ドルから(日本の税別直販価格は税別7万9920円から)、同14sは749ドルからとなる。
ThinkPad X1 Extreme第2世代
Lenovoは新たにノートPC「ThinkPad X1 Extreme」の第2世代も市場投入する。ThinkPad X1 Extreme第2世代は、プロセッサにIntelの第9世代「Intel Core i9」、GPU(画像処理プロセッサ)にNVIDIAの「GeForce GTX 1650」を搭載し、NVIDIAの薄型ゲーミングノートPC向けデザインコンセプト「Max-Q Design」も採用している。ストレージの最大揚力は現行世代のThinkPad X1 Extremeから倍増して4TBとなっている。
新しい第2世代のThinkPad X1 Extremeは、先進的なビジネスユーザー向けに開発されたという。クライアントOS「Windows 10」や4K(横4000ピクセル前後の解像度)の有機EL(OLED)タッチディスプレイ、Dolby Laboratoriesのサラウンド技術「Dolby Atmos」を実装したスピーカーシステムなどを搭載。15型ディスプレイを採用し、負荷の高いワークロード(アプリケーション)での利用を想定して設計されている。こうしたワークロードには、ビデオや写真の編集、グラフィックスレンダリング、拡張現実(AR)/仮想現実(VR)アプリケーションなどが含まれる。
第2世代ThinkPad X1 Extremeの発売は2019年7月(北米の場合)。価格は1499.99ドルから。
ThinkCentre M90n Nano
Lenovoは、ビジネス向け超小型デスクトップPCのThinkCentre M90n Nanoも新たに発売する。このシステムは最上位構成ではIntelのプロセッサ「Core i7」と16GBのDDR4メモリを搭載する。本体容量は0.35リットルで、同シリーズの「ThinkCentre Tiny」より65%小型化されている。
LenovoによるとThinkCentre M90n Nanoは、米国国防総省が定める調達規格「MIL-STD-810G」に準拠している。これは、衝撃や落下、粉じん、湿度など、この規格に基づく耐久試験をクリアするように作られていることを意味する。ThinkCentre M90n Nanoは、TPM 2.0準拠のセキュリティチップを使用してデータを暗号化する他、「Kensingtonロック」と呼ばれるセキュリティスロットも備えている。Kensingtonロックは、Kensington Computer Products Group(ACCO Brandsの一部門)によるセキュリティスロットの規格だ。動かせないものにデバイスを固定して盗難を防ぎ、物理セキュリティを確保する。
さらにThinkCentre M90n Nanoは、Windows 10の「モダンスタンバイ」(スリープ中でもバックグラウンドで通信を維持する機能)が利用可能で、ユーザーはスタンバイモード時にメールやIP通話、インスタントメッセージング(IM)を受信できる。Lenovoのモニター付きドッキングステーション「Tiny-in-One」シリーズに加え、USB Type-Cポートで接続可能なモニターおよびドッキングステーションを利用できる。
ThinkCentre M90n Nanoの発売予定は2019年8月(北米の場合)。価格は639ドルから。
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