大学CIOが語る「Web会議システム」の魅力【後編】
米大学がWeb会議「Zoom」で実現、対面の会議が減ると何がうれしい?
Web会議システム「Zoom」を導入したカリフォルニア州立大学。学生や教職員の反応や実体験を通じて、その有効性をどう評価しているのか。
前編「カリフォルニア州立大が旧式のビデオ会議システムから『Zoom』に乗り換えた理由」では、カリフォルニア州立大学(CSU)がWeb会議システム「Zoom」を導入した背景や選定の理由について、同校のCIO(最高情報責任者)であるトーマス・バーマン氏のインタビューを基に解説した。後編となる本稿では、Zoomを実際に利用した学生や教職員の反応を中心に取り上げる。
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さまざまなコミュニケーションツール
Web会議とビデオ会議は何が違うのか
学生と教職員の反応は良好
―― Zoomに対する学生と教職員の反応はどのようなものでしたか。
バーマン氏 全体的な反応はとても良かった。複数のキャンパスでWeb会議システムの利用が急増したことは、Zoomが好印象で学生や教職員といったユーザーに広く受け入れられたことを裏付けた。
Zoomの最初のテスト運用では、試用版のライセンスを50個配布した。多くの学生や教職員からZoomを試してみたいという要望があったため、Zoomの既存ユーザーに、試用ライセンスを返却できるかどうかをメールで尋ねたところ、「ライセンスの返却を希望しない」という返信が即座にあった。特に教職員が、こうした強い反応を寄せた。
学生に多種多様なツールを試用してもらってきた中で、Zoomに対する反応は非常に早かった。オンライン学習への取り組みが、学生と教職員の関係を強化している。質の高いコミュニケーション手段を用意することにより、有意義で生産性の高い作業が可能になる機会が増えた。
Web会議システムの有用性
バーマン氏 Web会議システムの導入で、対面での会議の必要性は減り、キャンパス内あるいはキャンパス間の移動時間をなくすことで効率が高まった。電話会議に映像を利用するのが当たり前になり、音声のみの電話会議を利用するユーザーはほとんどいなくなった。
山火事や銃乱射事件が発生した場合など、非常時にもWeb会議システムが役立つ。かつて山火事の影響で、CSUチャンネルアイランズ校の学生劇団が劇『In the Heights』の制作を中止しなければならなくなった事態があった。このとき大学側はZoomを使って、劇団の学生に「In the Heightsの作者であるリン・マニュエル・ミランダ氏の講演に参加できることになった」という素晴らしいニュースを配信できた。
当校の教職員の多くは、オフィスでの勤務中にWeb会議システムを利用するようになり、以前よりも学生と教職員が接触する時間が増えた。これは特に通学する学生の役に立つ。加えて、教職員はWeb会議システムによって勤務時間外にも会議できるようになった。
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大学CIOが語る「Web会議システム」の魅力
映像をコミュニケーションに生かすべく、カリフォルニア州立大学ではWeb会議システムを導入して学生と教職員のつながりを深め、連携性の高いキャンパスを生み出している。同校CIOの話から、製品選定の背景や具体的なメリットを探る。
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