カリフォルニア州立大が旧式のビデオ会議システムから「Zoom」に乗り換えた理由大学CIOが語る「Web会議システム」の魅力【前編】

カリフォルニア州立大学はWeb会議システム「Zoom」 を全キャンパスに導入した。従来利用していたビデオ会議システムからの移行に至った背景と、その選定理由は何だろうか。

2019年06月04日 05時00分 公開
[Micah LevineTechTarget]

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 企業は生産性を高め、ワークフローを改善するために、映像を使ったコミュニケーションシステムを求めている。高等教育機関も例外ではなく、高等学校や大学も映像を生かして、生徒・学生と教職員のコミュニケーションを改善しようとしている。

 カリフォルニア州立大学(CSU)は、テクノロジーを教育に生かす取り組みを進めている。その一環として、学生と教職員の学習やコミュニケーションに利用できるビデオ会議/Web会議システムを必要としていた。

 CSUは、2014年 にZoom Video Communicationsと提携し、同校の23カ所のキャンパス全てにWeb会議システム「Zoom」を導入した。同システムのライセンスを4万個以上契約し、約2万人の学生と教職員に対して発行している。

 本稿では、CSUの教育におけるテクノロジー活用の取り組みにおいて、品質や信頼性、柔軟性の高いWeb会議システムが必要になったいきさつを前後編にわたり説明する。同校のCIO(最高情報責任者)および学長事務局のCIOを兼任するマイケル・バーマン氏に話を聞いた。

会議システムの移行が必要だった理由

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