Web会議製品とビデオ会議製品の違いは、時間とともに薄れてきている。技術の進化によって、この2つのツールがどう近づいてきたのかを見てみよう。
PCを使うWeb会議製品と、モニターやカメラなどの専用ハードウェアを使うビデオ会議製品は、機能を比較してもほとんど見分けがつかない。Web会議製品がビデオ通信機能を搭載する一方で、どのビデオ会議製品でもPCと画面共有ができるようになっている。
Web会議製品とビデオ会議製品の違いは、それぞれの起源にある。インターネット初期の時代に、IP経由のビデオ会議は実用的ではなかった。ビデオ会議には、当時使用されていた一般的なインターネット接続よりも高速なデータ伝送速度や、一般的なPCより強力なコンピューティング能力が必要だったからだ。初期のビデオ会議製品は、IP以外のネットワーク経由で、専用のコンピューティングハードウェアを使って通信していた。
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