5Gと健康被害【第1回】

5Gが発生させる電磁放射線と健康リスクを巡る懸念

各国、各モバイル企業が5Gの導入を急いでいる。だが、5Gが発生させる電磁放射線に対する懸念については十分に議論、研究されているとは言えないようだ。われわれは5G導入を急ぎ過ぎてはいないだろうか。

 5G携帯電話サービスは、2020年までに欧州連合(EU)全加盟国の少なくとも1主要都市で提供される見通しだ。2025年までには欧州全人口の4分の3が5Gを利用できるようになると予想される。

 だが、5Gによって発生する電磁放射線が健康に及ぼす長期的な影響について十分に検証しないまま5G導入を急ぐべきかどうかについて、論議が巻き起こっている。

 携帯電話や電波塔が発生させる放射線は非電離放射線であり、エックス線や放射性粒子のような形で細胞やDNAに直接的なダメージを引き起こすことはない。だが出力密度の高い電磁放射線は、電子レンジが食品を調理するのと同じような形で皮膚を熱して熱損傷を引き起こすなど、違う形の損傷を発生させる可能性がある。

専門家はさらなる調査を呼び掛け

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