「NAND型フラッシュ」価格下落の裏側【前編】

フラッシュメモリが安くなってもSSDが安くならない“意外な理由”

NAND型フラッシュメモリの価格が低下しても、それを積載するフラッシュストレージの価格が下がるわけではない。それはなぜなのか。

 供給過剰が原因でNAND型フラッシュメモリの価格が下落しても、必ずしもフラッシュストレージの値段が下がるわけではない。

 ストレージベンダー各社の話を基にすれば、フラッシュストレージの販売価格を左右する要素は、フラッシュメモリの原価だけではない。競争圧力や性能、市場環境、さらには「ムーアの法則」(半導体の集積度が約2年で2倍になるという経験則)に基づく観測など、さまざまな要素が影響する。

 NAND型フラッシュメモリの価格が低迷する状態は、当分続く見通しだ。半導体分野の調査会社Objective Analysisの主席アナリスト、ジム・ハンディ氏は「NAND型フラッシュメモリの供給過剰は少なくとも2021年まで、長ければ2025年まで続く可能性がある」と予測する。これはメモリメーカーにとっては良くないニュースであり、顧客にとっては朗報に聞こえる。だがフラッシュストレージの価格にもそのまま影響するわけではない点に注意が必要だ。

NAND型フラッシュメモリの価格下落だけではSSDの価格が下がらない“本当の”理由

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「NAND型フラッシュ」価格下落の裏側

「NAND型フラッシュメモリ」の価格が下落することで、フラッシュストレージをより安く調達できるようになるのではないかと期待する人もいるだろう。だが、この2つの関連性はそれほど直接的ではない。どのように価格決定のメカニズムが動いているのか。市場関係者の話を基に整理する。

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