大学の「HCI」活用【後編】

大学が“クラウド全面移行”をやめて「HCI」を選んだ理由

アラバマ農工大学がHCIを利用してデータセンターを改修した目的はDR対策だった。同校CIOによれば、クラウドサービスではなくHCIを採用したことには理由がある。それは何か。

 竜巻の多い地域に位置するアラバマ農工大学(AAMU:Alabama Agricultural and Mechanical University)は、ディザスタリカバリー(DR)対策の一環としてデータセンターを刷新した。このデータセンターは、アラバマ州内の複数の「HBCU」(歴史的黒人大学:アフリカ系アメリカ人のために設立された高等教育機関)が共用できるデータセンターとして稼働している。「スケーラビリティと一括管理を実現するだけでなく、他の大学も利用可能なDRサービスを用意したかった」と、AAMUの最高情報責任者(CIO)であるダミアン・クラーク氏は説明する。

 AMMUは、NutanixのHCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャ)を導入してデータセンターを刷新した。HCIの採用を決定する前に、クラーク氏は全面的なクラウドサービスへの移行も検討していた。「最初は完全なクラウドサービスへの移行以外に、解決策はないと思っていた」と同氏は語る。

なぜクラウドでなくHCIを選んだのか

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