ITでCOVID-19に対処した医療機関【前編】

医療機関が2週間で古い病院を“コロナ専用病院”に改装 成功の秘策は?

新型コロナウイルス感染症患者を受け入れるために、米国のある医療機関は休止状態だった古い病院を2週間で改装し、陽性患者の受け入れ態勢を確立した。短期間で業務を可能にした秘策とは。

 「2020 Physician and CIO Forum」では、最高情報責任者(CIO)および最高医療情報責任者(CMIO)などの医療IT専門家が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関連する大量の検査および治療プロセスを処理するシステムをどのように構築したかについて講演した。2020 Physician and CIO Forumは、電子カルテ(EHR:電子健康記録)ベンダーMedical Information Technology(MEDITECH)が2020年9月に開催したオンラインカンファレンス。登壇した医療IT専門家はいずれもMEDITECHの顧客だ。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)はまだ続いているが、医療IT専門家は2020年の春から初夏にかけて何が功を奏したかを把握しつつある。前編となる本稿は講演内容を基に、IT部門スタッフの活用が功を奏した事例を紹介する。

 米国の医療機関Phoebe Putney Health SystemはCOVID-19パンデミックの初期に、休止状態だった古い病院を改装してCOVID-19陽性患者を収容する75床の病院にした。改装に掛かった期間はわずか2週間だった。同機関はこの地域における患者の急増を予測していたのだ。

なぜ“コロナ専用病院”を2週間で完成できたのか

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Makenzie Holland
Makenzie Holland

「CIO Dive」シニアニュースライター。2015年に米国インディアナ州立大学ブルーミントン校でジャーナリズムの学士号を取得。連邦政府の技術政策担当記者、『Wilmington StarNews』記者、『Wabash Plain Dealer』記者(犯罪・教育担当)を経て現職。

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