メインメモリとキャッシュメモリはどう違うのか【前編】

いまさら聞けない「メインメモリ」の基礎 どのような仕組みか? 何に役立つ?

身近かつ重要な存在でありながら、実態が見えにくいのが「メインメモリ」だ。「キャッシュメモリ」との比較の前に、まずはメインメモリの基本的な仕組みと役割をおさらいしよう。

 「メインメモリ」と「キャッシュメモリ」はどちらも、コンピューティングにおいて極めて重要な役割を果たす。メインメモリは、ユーザーが端末で使用するファイルやアプリケーションのデータを一時的に保持する。キャッシュメモリは比較的小規模であり、ユーザー端末の動作効率を高める役割を果たす。キャッシュメモリはメインメモリよりCPU(中央処理装置)の近くにあり、ユーザーが特定のデータにアクセスする際の遅延を減らす。

 メインメモリやキャッシュメモリは、一般的にはデータ保持に給電が必要な「揮発性メモリ」で構成される。揮発性メモリの弱点は、電源に常時接続されていないとデータを保持できないことだ。そうした中、給電がなくてもデータ保持が可能な不揮発性メモリを揮発性メモリの代替として活用することがある。

 本稿は、揮発性メモリを利用した一般的なメインメモリとキャッシュメモリの比較に重点を置く。

「メインメモリ」をざっくりとおさらい 仕組みと役割は?

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