フラッシュ全盛でも「テープ」に根強い需要

「テープ」が使われ続ける納得の理由 ファンなら分かるLTOの利点とは

ストレージベンダーが投入する「LTO-9」準拠のテープ製品がテープ分野を盛り上げている。業界関係者はテープ市場の先行きは明るいと言う。どのような事情があるのか。

 テープベンダー各社は、テープ規格「LTO」(リニアテープオープン)の第9世代「LTO-9」に準拠するテープドライブを投入している。LTO-9のテープドライブは、LTO-9のテープカートリッジ1つに最大45TBの圧縮データを格納できる。

 IBMが2021年に出荷を開始したLTO-9のテープドライブは、テープカートリッジからデータを迅速に読み出すアクセラレーター機能「Open Recommended Access Order」(oRAO)を搭載する。同社によれば、oRAOは圧縮データと非圧縮データのどちらにも適用可能で、データへのアクセス時間を大幅に短縮する効果があるという結果が得られた。LTO-9のテープドライブはIBMの他、Hewlett Packard Enterprise(HPE)、ソニー、富士フイルム、Quantumなども新製品を開発している。

 フラッシュメモリなどの高度なストレージ技術が普及する中でも、テープへの強い関心は続いている。これは各ベンダーが数十年にわたってテープに投資してきた結果だ。近年はサイバーセキュリティ戦略におけるテープの重要性が増すなど、テープの価値を引き上げる変化が見られる。業界関係者はテープ独自の特性を挙げて、この分野の先行きは明るいと指摘する。

フラッシュ全盛時代に、なぜ企業は「テープ」を使うのか?

印刷する
SNSでシェア

Computer Weekly発 世界に学ぶIT導入・活用術

この連載の記事をもっと見る

この記事の著者

Ed Scannell
Ed Scannell

米TechTargetのニュースディレクター。IT担当者向けの技術トレンドに関する速報の執筆、ニュース解説、特集企画を担当。過去にはIT関連の情報を提供する『InfoWorld』『Computerworld』で26年間編集者を務め、IBMやMicrosoftなど大手IT企業の法人向け製品や技術に関するテーマを担当した。

関連記事

こんなメディアも見られています

TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。

無料会員登録
最新情報をいち早くチェック!

製品カタログや技術資料、導入事例など、IT導入の課題解決に役立つ資料を簡単に入手できます(メディアごとに文章は変更)

いますぐ無料会員登録

ベンダーコンテンツ PR

From Informa TechTarget

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

ホワイトペーパーランキング PR

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

TechTargetジャパン SNS

X @techtarget_itmをフォロー

インフォメーション

TechTargetジャパンをフォロー