OSSとの「上手な付き合い方」【第1回】

知らないと危険な「OSSのリスク」 “脆弱性祭り”への対処法とは?

OSSはアプリケーションを開発する際に「利用しないわけにはいかない」ほど重要な存在になった。一方でOSSの脆弱性を悪用した攻撃が跡を絶たない。OSSを安全に利用するには、どうすればいいのか。

 サイバー攻撃は近年、世界規模の「ビジネス」となり、さまざまな組織がその被害を受けている。昨今の攻撃者は、まず愉快犯ではない。標的から身代金を要求するといった形でサイバー攻撃を生活の糧としており、効率的にもうかる仕組みを追い求めている。

 攻撃者にとって、サイバー攻撃を仕掛けるハードルは下がりつつある。特殊な手法を使うことで見ることができる「ダークWeb」には、攻撃ツールや脆弱(ぜいじゃく)性の情報が販売されている。かつてはサイバー攻撃には高度な知識が必要だったが、現在は必ずしもそうではない。そのため組織にとってサイバー攻撃を受けるリスクは高まっていると考えられる。

 近年、特に狙われているのは、OSS(オープンソースソフトウェア)だ。組織で利用が進んでいるOSSにはさまざまな脆弱性が存在し、サイバー攻撃者はそれらを悪用して標的のシステムに入り込もうとする。ここ数年、OSSを入り口としたサイバー攻撃による被害が相次いでいる。その中でも記憶に新しいのが「Log4Shell」。Javaのログ出力ライブラリ「Apache Log4j」の脆弱性「CVE-2021-44228」だ。

 ソースコードを自由に変更でき、自社のニーズに合わせやすいなど、OSSにはさまざまなメリットがある。だからこそ、セキュリティのリスクを恐れてOSSの使用をやめるのではなく、OSSのリスクと「うまく付き合う」ことが重要だ。本稿は、OSSの安全な使い方を考える。

世界のソフトウェアの大多数がOSSという現実 安全性をどう確保するのか?

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OSSとの「上手な付き合い方」

OSS(オープンソースソフトウェア)のセキュリティリスクを知り、OSSを安全に利用するためのポイントを解説する。

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