ランサムウェアとバックアップの攻防史【第3回】

侵入しても「暗号化に着手しないランサムウェア」も その狙いとは?

企業がバックアップをはじめとしたランサムウェア対策を強化する一方で、攻撃者は標的の企業に身代金を支払わせるために、攻撃の手口を変化させています。どのような手口に注意が必要なのでしょうか。

 ランサムウェア(身代金要求型マルウェア)の基本について、第1回「ランサムウェアで考える“バックアップがあるだけ”では無意味な理由」と、第2回「ランサムウェア攻撃はなぜ成功するのか? 対策を“無効”にする手口に注意」で概観しました。今回は、最新のランサムウェアの攻撃手口を確認します。

 まずは再確認となりますが、ランサムウェアの本質的な部分は「脅迫」です。標的の企業を脅し、金銭的利益を得ることを目的としています。脅迫の際、攻撃者がよく“人質”として使うのが、インターネットに接続しているサーバや業務システムが扱うデータです。単にデータを消去するだけでは、業務妨害にはなるものの、身代金の支払いにはつながりにくい。そのため攻撃者は、基本的には復元可能な「暗号化」という手法を採り、「身代金を支払えばデータは元に戻す」と脅すわけです。企業はどのように対処すべきなのでしょうか。

暗号化を急がなくなったランサムウェア

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ランサムウェアとバックアップの攻防史

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