データ保護がIT戦略を変革【後編】

ランサムウェア攻撃が収まらない“甘くない現実” 対処すべき問題はこれだ

約8割の組織が、データ保護の理想と現実のギャップに苦しんでいる。データを保護する上で最大の脅威はサイバー攻撃だ。データ保護に求められる対策とは。

 データ保護ツールベンダーのVeeam Softwareが2023年1月に発行したレポート「Data Protection Trends Report 2023」によれば、82%のITリーダーが、システム障害が起きた際に復旧にかけるべき時間と、実際に復旧できる時間にギャップ(隔たり)があると回答した。このレポートは、2022年に独立系の調査会社が、28カ国で4200組織のITリーダーを対象に調査した結果を基にした。

 一般的に、サイバー攻撃や自然災害、インフラの障害などでデータが失われる事態に備えて、定期的なバックアップが推奨されている。しかし、実際には十分にバックアップと復旧をできていない組織が目立つ。

システム停止の過半数を占めた要因とは

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