Appleの謎のセキュリティアップデート【後編】
「Mac」や「iPhone」のセキュリティ向上はなぜ“ユーザーが主役”なのか
デバイスのセキュリティ向上に注力しているApple。他方で「ユーザーを積極的に巻き込まなければあまり意味がない」と指摘するセキュリティ専門家がいる。それはなぜなのか。
2023年5月2日(米国時間)、Appleは更新プログラム「緊急セキュリティ対応」(Rapid Security Responses)を公開した。これについて、一部のApple製品ユーザーは「更新プログラムの詳細の情報が少な過ぎて謎だ」と非難している。しかし、セキュリティ向上についてユーザーにも責任があるとセキュリティ専門家は指摘する。どういうことなのか。
ユーザーが“セキュリティ向上の主役”になる理由はこれだ
併せて読みたいお薦め記事
連載:Appleの謎のセキュリティアップデート
Appleはセキュリティの向上に取り組んでいる
デバイス管理ツールベンダーJamf Softwareで戦略担当バイスプレジデントを務めるマイケル・コビントン氏は、「今回のようにAppleが更新プログラムを迅速に提供することはありがたい」と話す。同時に「ただしそれだけでは、『Apple製品のセキュリティが脆弱(ぜいじゃく)である』という根本的な問題は解決しない」とも述べる。
コビントン氏は、更新プログラムの提供に加え、更新プログラム適用の重要性を積極的にユーザーに伝えることの大切さも強調する。Jamf Softwareの調査機関Jamf Threat Labsは2022年、同社が保護対象とする50万台のiOS、macOS、iPadOS、「Android」「Windows」搭載デバイスについて、12カ月間のセキュリティ情報を分析した。それによると、調査対象デバイスの5台中1台がOSを更新できていなかった。「ユーザーを巻き込まなければ、Apple製デバイスのセキュリティは向上しない」と同氏は注意喚起する。
Computer Weekly発 世界に学ぶIT導入・活用術
米国TechTargetが運営する英国Computer Weeklyの豊富な記事の中から、海外企業のIT製品導入事例や業種別のIT活用トレンドを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Computer Weekly発 世界に学ぶIT導入・活用術
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
“攻撃者優位”なサイバーセキュリティ、全ての「穴」をふさぐ方法とは? -
製品資料
実際に悪用される脆弱性は4%前後 優先的に対処すべき脆弱性を把握するには? -
製品資料
HubSpotの機能を拡張する法人データ活用法 -
製品資料
面倒で非生産的な「名寄せ」作業 高精度&高効率に実施するには? -
製品資料
名刺管理には「その先」がある 成果のでない営業活動から脱却する秘訣
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
ISMSの“コンサル丸投げ”が招く数千万円の無駄 NTTドコモビジネスの脱出劇
-
2
「VMware離れ」は本当か 3000社がVCF 9にかじを切った現実的な理由
-
3
「Microsoft 365」が乗っ取られる 跡形もなくMFAを破る手口
-
4
Netflixのバックエンドは「ほぼJava」 3000超のアプリを支える開発基盤の裏側
-
5
レガシーコードを捨てJavaで勘定系を再定義 ソニー銀行、フルクラウド化の全容
-
6
「0.3秒のスピード顔認証」の入退室管理が社員に好評 事例に学ぶオフィス改革
-
7
マンガで解説:KSK2稼働で何が変わる? 税務調査の高度化に備えるデータ管理
-
8
脱VMwareに待った? AI基盤を掲げるBroadcomの思惑と情シスが直面する新コスト
-
9
なぜ人はいるのにDXが進まない? ライオンも直面した“老害”レガシーシステム
-
10
生成AIの7割が「別画面・コピペ運用」 “導入”は進んでも定着せず
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
AIエージェントで多様な日常業務を効率化するための入門ガイド
-
2
AIが「わざわざ使うツール」になっていない? 業務で自然に使う導線にする秘訣
-
3
財務・会計はAI活用でどう変わる? 調査で見えた変革の道筋
-
4
JR西日本ITソリューションズが「監視業務の属人化」を解消した方法とは?
-
5
「脱Excel」か「Excel快適化」か? 現場にやさしい業務改善の進め方
-
6
「結局、一部の人しか使わない」 AI活用が業務に定着しない根本的な理由
-
7
コスト分析で見る「デバイス復旧」の代償 損失額から導きだされた投資戦略とは
-
8
Macの安全神話は崩壊? 最新の脅威動向から見えた攻撃のトレンドと有効な対策
-
9
ゼロトラストにおける「IDaaSの課題」と補完すべき重要機能とは?
-
10
「NAS」「SAN」「DAS」は何が違う? いまさら聞けないストレージの基礎
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー