海上に広がる5G【第3回】

1日で「Netflix映画」100本分の映像を処理するネットワークとは?

船舶の乗客と従業員の安全を確保するためには、映像による監視システムが必要になる。そのシステムを維持するため、オーストラリアのフェリー事業者は5Gを導入した。

 オーストラリアのフェリー事業者Transdev Sydney Ferries(TDSF)は、船舶に「CCTV」(閉回路テレビシステム)や、緊急時に外部に救助を求める「緊急ヘルプポイント」(Emergency Help Point)システムを設置している。

 同社が保有している船舶は1日で最大330GBのCCTV映像を生成する。これは動画配信サービス「Netflix」が提供するHD画質の映画約100本分に相当する。TDSFは「4G」(第4世代移動通信システム)ではこれらのシステムに必要な通信速度と帯域幅(通信路容量)を確保できないことから、「5G」(第5世代移動通信システム)への移行を決定した。

サービス提供を根本から変えた帯域幅強化

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