企業向けWi-Fiのヒント【第2回】

Wi-Fiユーザーが密集しても「無線LANの速度」が“激落ち”しないのはなぜ?

企業向け無線LANの構築には幾つもの注意点がある。まず重要なのは、Wi-Fiのネットワークとしての特徴を理解しておくことだ。Wi-Fiは混雑に弱いという特徴がある。それを克服する技術や工夫を紹介する。

 本連載では、企業ネットワークのコンサルティングをなりわいとする筆者が企業向け無線LANの構築方法を解説する。無線LAN規格「IEEE 802.11」のブランド「Wi-Fi」の重要な特徴の一つは、基本的に1つのチャネル(データ送受信用の周波数帯)で1つの通信しかできないことだ。1つのチャネルをある通信が使用している場合、無線LANアクセスポイント(AP)やクライアントデバイスはそのチャネルが使用可能になるまで通信を遅らせる。電波への干渉があると通信の機会が減り、遅延が発生する。

 近年はクライアントデバイスが密集する利用環境でも、Wi-Fiによる通信をスムーズにするための技術や工夫が発達してきている。

混雑した場所でも「無線LANの速度」が“激落ち”しない理由

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