無線LANの使い勝手やセキュリティは、利用する目的や場所によっても左右される。どうすれば無線LANの利用を少しでも改善できるのか。そのポイントを紹介する。
無線LANを運用する際の改善ポイント8つを紹介する本連載。第2回となる本稿は利用目的や、無線LANアクセスポイント(AP)の設置場所の観点から、何を改善すべきなのかを考える。
企業がAPの配置や物理的なセキュリティを検討する際、従うべきベストプラクティスは1つではない。例えば一般には入室できない部屋で無線LANを運用する場合は、APに到達できないように保護したり、防犯用のセキュリティカメラを設置したりする必要がある。そうした対策には、AP本体よりもコストが掛かる場合がある。
AP設置におけるよくある間違いは、APを隠すことに過度に気を取られてしまうことだ。その結果、無線LANの電波が弱まり、接続がほとんど不可能になってしまう。
誰かが故意に設定を変えることができたり、機械がぶつかったりする可能性のある場所にAPを設置することも間違いの一つだ。
現場に適した堅実な設計は、以下の項目を達成している。
ネットワークの目的に応じてネットワークの設計は変わる。ネットワーク全体の設計は、APの配置にも影響を与える。例えば電波でクライアントデバイスの位置を測定する「位置情報サービス」を使ってゲスト用の接続を提供する場合と、社外への情報流出を防止すべきPOS(販売時点情報管理)端末を接続する場合、必要な設計は異なる。
無線LAN改善ポイントの5つ目と6つ目を紹介する第3回は、セキュリティの観点から無線LANのベストプラクティスを考える。
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