リモートデスクトップで文字が打てないなら「アプリ」「ウィンドウ」を確認すべしリモートデスクトップのキーボードトラブル解消術【第2回】

リモートデスクトップでキーボードがうまく動作しないときは、その原因を特定する必要がある。キーボードを適切に機能させるための、基本的なトラブルシューティング手順を説明する。

2023年09月07日 07時00分 公開
[Brien PoseyTechTarget]

 離れたところにあるPCやサーバなどの端末を操作可能にする「リモートデスクトップ」は、MicrosoftのクライアントOS「Windows」が標準で備える機能だ。リモートデスクトップを使っているときに、キーボードが動作しなくなることがある。ローカル端末でキーボードが利用できるにもかかわらず、リモート端末で利用できない場合には、何をすればよいのか。5つのトラブルシューティング手順のうち、2つ目と3つ目を紹介する。

2.トラブルが起こるアプリケーションを特定する

 キーボードのトラブルが、リモート端末で実行している特定のアプリケーションでのみ起こるのか、全てのアプリケーションで起こるのかを確認するとよい。まずリモート端末で、テキストエディタの「メモ帳」を開く。メモ帳ではキーボードが使えるものの、特定のアプリケーションでは使えない場合は、そのアプリケーションがトラブルの原因となっている可能性がある。メモ帳でも、他の基本的なアプリケーションでもキーボードが使えない場合は、リモートデスクトップのセッション(接続)自体にトラブルの原因があると考えられる。

3.アクティブなウィンドウを確認する

 次のステップは、リモートデスクトップのウィンドウがアクティブかどうか、つまり利用中のウィンドウとして選択しているかどうかを確認することだ。リモートデスクトップを利用しているときに、ローカル端末で稼働するアプリケーションのウィンドウをアクティブにしていると、キーボードの入力内容をリモートデスクトップに送信できない。


 第3回は、トラブルシューティング手順の4つ目を説明する。

TechTarget発 先取りITトレンド

米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news064.jpg

2025年のマーケターが「生成AIでテレビCMを作る」よりも優先すべきことは?
AIが生成した広告に対する反発が続いた1年を経て、マーケターはパフォーマンス重視で非難...

news070.jpg

CMOはなぜ短命? なぜ軽視される? いま向き合うべき3つの厳しい現実
プロダクト分析ツールを提供するAmplitudeのCMOが、2025年のマーケティングリーダーに課...

news214.jpg

トラフィック1300%増、生成AIがEコマースを変える
アドビは、2024年のホリデーシーズンのオンラインショッピングデータを公開した。