DB管理は基礎が重要【後編】

トヨタの工場停止で考える「データベース管理」が“甘くない”理由

データベース管理は何が難しいのか。適切に管理するにはどのようなポイントに注意すべきなのか。トヨタ自動車で発生したシステムエラー事例を基に、考察を交えて解説する。

 2023年8月29日、トヨタ自動車の部品発注システムでエラーが発生し、一時は国内における同社の全14工場が稼働停止する事態に陥った。同社の部品発注処理を担うサーバ複数台のうち一部が、容量不足で利用できなくなった。その背景には、キャパシティープランニング(必要なストレージ容量を継続的に配備するプロセス)に失敗し、十分な容量を用意できなかった問題があると推察できる。

 データベース管理者にとって、データベースのキャパシティープランニングやサイジング(必要なストレージ容量の予測)は必須のスキルだ。ただしキャパシティープランニングは単にデータベースファイルのサイズを拡大や縮小するだけではなく、求められるスキルがかなり複雑だ。データベース管理者は、具体的にどのようなポイントに注意すべきなのか。

データベース管理はなぜ甘くない?

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