GCSE受験データから読み解く英国のSTEM教育【後編】

IT業界の人材問題は「義務教育」に原因? 女性管理職がみる問題の核心は

英国の卒業認定試験「GCSE」にコンピュータサイエンスが加わったのは2010年代だが、ITのさまざまな技術革新があったにもかかわらずカリキュラムの変更がないことを業界人は疑問視する。ある女性管理職の見解は。

 英国における義務教育後の卒業認定試験「GCSE」(General Certificate of Secondary Education)には、STEM(科学、技術、工学、数学)分野の科目がある。英国政府は2010年代前半、アルゴリズムやコンピュータに関する考え方などのコンピュータの重要な概念を幼齢期から学習することを目的としたカリキュラムを導入した。それ以来、このカリキュラムは現在まで続いている。

 技術進化の早さに追随し、技術スキルのギャップを埋め、潜在的な男女格差の問題を解消するために、英国の教育制度にはどのような変化が必要なのか。IT企業の女性管理職の見解を紹介する。

教育制度を変えないとIT業界の「人材不足」は解決しない?

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