TeamsとZoomのどちらを選ぶべきか【中編】

急速に普及した「Zoom」の謎 「Teams」よりも使いづらい点は?

コロナ禍で急速に知名度を上げた「Zoom」は、いまや企業にとって身近なツールになった。テレワークにおけるコラボレーションツールとしてZoomを使う場合、どのようなメリットがあるのか。

 ハイブリッドワーク(オフィスワークとテレワークを組み合わせた働き方)の広がりとともに、企業はコラボレーションツールを活用するようになった。代表的なツールが、ユニファイドコミュニケーション(UC)ツール「Microsoft Teams」(以下、Teams)と、Zoom Video Communications(以下、Zoom社)のWeb会議ツール「Zoom」だ。本稿はZoomの概要や特徴を取り上げる。

Zoomの歴史

 Zoom社の始まりは、エリック・S・ユアン氏がCisco Systemsを退社して2011年に設立したSaasbeeだ。2012年、ユアン氏は社名をZoom Video Communicationsに変更することとなる。同社の主な目標は当時から、Web会議とコラボレーションのために機能が豊富で使いやすいツールを提供することだった。最初の数年間、Zoom社はAdobe、Cisco Systems、MicrosoftといったITベンダーが支配するWeb会議ツール市場で足場を築くことに努めた。

 その後Zoom社は複数ラウンドでの資金調達を経て、主要ベンダーとの提携関係を確立し、着実に利用者を集めた。2019年初め、同社は株式を公開した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)で一躍有名になり、その後も同社は発展を続けている。

Zoomの特徴

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