「Microsoft Outlook」の脆弱性を狙う攻撃【後編】

攻撃者は「Microsoft製品」を攻略か? 狙われ続けるOutlookユーザー

「Microsoft Outlook」の脆弱性を悪用した攻撃が明らかになった。セキュリティ組織は、攻撃者が直接不正アクセスをする手段を失っても危険性が残ることに注意する必要がある。それはなぜか。

 クライアントOS「Windows」用のメールクライアント「Microsoft Outlook」に深刻な脆弱(ぜいじゃく)性「CVE-2023-23397」が存在することを、Microsoftは2023年3月に公開した。ポーランドのサイバーセキュリティを防衛する国家組織Wojsk Obrony Cyberprzestrzeniは、CVE-2023-23397を悪用して攻撃を繰り広げる攻撃者集団「Forest Blizzard」(「Fancy Bear」または「APT 28」としても知られる)を報告した。

 Wojsk Obrony Cyberprzestrzeniは、Forest Blizzardの攻撃活動を「Silence」(沈黙)と名付けた。Microsoftがパッチ(更新プログラム)公開済みであるにもかかわらず、なぜ危険な状況が続いているのか。

Microsoft製品に精通する攻撃者 依然として残る危険性とは?

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