Open RANの未来は明るいか【後編】
通信事業者が「5G」に苦戦する中でも「Open RAN」には期待できる訳
調査会社Dell'Oro Groupによれば、Open RAN市場の売上高が減少に転じた。通信事業者が5Gのビジネスに苦戦しているという声も聞こえてくる。今後はどうなるのか。
“オープンな無線アクセスネットワーク”を意味する「Open RAN」(Open Radio Access Network)の市場は、調査会社Dell'Oro Groupによれば拡大を続けていた。だが同社の調査によれば、Open RAN市場の売上高は2023年の第2四半期(4~6月期)に前年比で減少した。それと同時に、通信事業者は「5G」(第5世代移動通信システム)関連の市場で苦戦している。背景に何があるのか。
通信事業者が5Gに苦戦する理由とは
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連載:5GとOpen RANの未来は明るいか
教育を変えるOpen RAN
北米とアジア太平洋地域(APAC)で先駆けて5Gサービスを提供開始した通信事業者は、以下の理由から5Gのビジネスで苦戦している。
- 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)による混乱
- エンジニアのスキル不足
- 通信事業者が新しく扱う「ミリ波」と呼ばれる24GHz帯以上の周波数帯の扱いにくさ
Dell'Oro Groupは5G市場やOpen RAN市場について、課題はあるが将来的には改善されると分析している。同社は、5G市場が2023年から2027年までに20~30%成長し、Open RANはその成功に一役買うと予測する。Open RANには、インフラコストを抑えて5Gのネットワークを構築できるというメリットがある。
Open RAN市場について、ポングラッツ氏は次のように述べる。「将来のOpen RAN市場の見通しについては楽観的に見ている。2027年までにOpen RANがRAN市場の15%から20%を占めるだろう」
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