“サイバーセキュリティの最高峰”が犯したミス

米国防総省で300万人分の個人情報が流出 その「意外な原因」と教訓

米国防総省のDMDCで、300万人以上の機密情報が流出するインシデントが発生した。原因は高度なサイバー攻撃ではなく、基本的なセキュリティ管理の欠落にあった。何が起きたのか。

 米国防総省の人事システムに脆弱(ぜいじゃく)性が数カ月間存在し続けたことで、300万人以上の機密情報が外部から閲覧可能な状態だったことが判明した。膨大な機密データを保存するシステムに攻撃者が侵入した場合に、組織が直面するリスクの大きさがあらためて浮き彫りになった。

 DMDC(防衛人的資源データセンター)で発生した今回のデータ流出は、高度なサイバー攻撃によるものではない。政府のサイバーセキュリティ基準の策定を担う組織で、暗号化やアクセス管理、監視といった基本的なセキュリティ管理が機能していなかったことが原因だ。厳格なコンプライアンス要件を課され、十分な予算や人材を持つ機関ですら、基本的な防御策の継続的な実施と維持を怠れば、重大な事態に陥るという教訓を残した。

セキュリティ組織で発生した300万人分の個人情報漏えい

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