上空1万メートルの機内Wi-Fiを快適に

上り400Mbpsが変える「空のDX」 デルタ航空に学ぶ次世代インフラ戦略

ビジネス価値の向上にITインフラ刷新を直結させることは重要だ。下り1Gbps、上り400Mbpsの次世代衛星通信で上空の顧客体験を変革するデルタ航空から、自社のネットワーク戦略に応用できるヒントを探る。

 「通信環境が不安定な現場をどうIT化するか」「インフラの刷新をいかに顧客体験(CX)の向上につなげるか」という課題は、企業の規模や業種によらず、IT部門に共通する課題だ。その解決のヒントになるのが、インフラ構築の難易度が極めて高い「上空1万メートル」のデジタル化を進める企業のネットワーク戦略だ。

 競合各社が機内通信を強化する中、Delta Air Lines(以下、デルタ航空)はAmazon.comの地球低軌道(LEO)衛星サービス「Amazon Leo」を導入し、機内で高速かつ低遅延のインターネット接続を実現する提携を発表した。

 両社は、この提携が「旅行とテクノロジーの未来をけん引する」ことを意味し、旅行体験を大きく向上させると主張している。しかし、自社のネットワーク運用やIT戦略を担う担当者の目線で見れば、これは単に「機内のWi-Fiが速くなる」という表面的なニュースではない。通信インフラの制約でDX(デジタルトランスフォーメーション)を諦めていた現場を、どうクラウドサービスとスムーズに連携させるか。単なる「回線の調達」を、いかに経営層が求める「CXの向上」というビジネス価値に直結させるかを示している。

デルタ航空はなぜAmazonの衛星通信を選んだのか

印刷する
SNSでシェア

Computer Weekly発 世界に学ぶIT導入・活用術

この連載の記事をもっと見る

この記事の著者

Joe O’Halloran
Joe O’Halloran

編集者。米TechTargetの電子週刊誌『Computer Weekly』でネットワーク分野を担当。5G(第5世代移動体通信システム)、IoT(モノのインターネット)、スマートシティーなどの記事を手掛ける。それ以前はフリーランスのジャーナリストとして活動。通信事業者Verizon Communicationsでコンテンツ制作に従事した経験も持つ。

関連記事

こんなメディアも見られています

TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。

無料会員登録
最新情報をいち早くチェック!

製品カタログや技術資料、導入事例など、IT導入の課題解決に役立つ資料を簡単に入手できます(メディアごとに文章は変更)

いますぐ無料会員登録

ベンダーコンテンツ PR

From Informa TechTarget

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

ホワイトペーパーランキング PR

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

TechTargetジャパン SNS

X @techtarget_itmをフォロー

インフォメーション

TechTargetジャパンをフォロー