「クラウドネイティブ」運用にも慌てない

VM運用の知見をKubernetesに転用 IT管理者のためのクラウドネイティブ移行術

システムのクラウドネイティブ化が進み、IT管理者は「Kubernetes」という未知の領域に直面している。Microsoftが提唱するのは「既存スキルの転用」だ。VM運用で培ったDNSや通信制御の知見をどう適応させるべきか。

 企業システムのクラウドネイティブ化が進む中、従来の仮想マシン(VM)管理に慣れたIT管理者は、かつてないジレンマに直面している。コンテナの展開や運用を自動化する「Kubernetes」は、開発スピードを向上させる一方で、インフラの運用が複雑化しやすいからだ。

 この「運用の壁」を前にして立ち止まる必要はない。開発者がアプリケーションの実装に専念できる環境を整えるには、インフラ管理者が持つ「安定稼働のノウハウ」が不可欠だからだ。

 専門家によれば、コンテナを用いたシステムの運用であっても、監視、DNS(ドメインネームシステム)、ネットワーク制御、ガバナンスといったIT運用の本質的な役割は変わらない。Microsoftのマネージドサービス「Azure Kubernetes Service」(AKS)を活用すれば、既存のVM運用の知見を、そのままクラウドネイティブなシステムの運用に持ち込むことが可能だ。

 では、「ファイアウォールの設定」や「パスワード管理」といった実務は、Kubernetesを用いたシステムでどのように形を変え、IT管理者は既知のスキルをどう生かせるのか。

これまでのスキルを無駄にしないKubernetes運用

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