情シスが見直すべき「訓練の現実性」

「想定外の複合障害」に情シスはどう動く? インシデント対応計画の実践アプローチ

サイバー攻撃が増加する中、企業ではインシデント対応計画(IRP)の整備を進める必要がある。しかし、計画を策定しただけでは実際の攻撃に対応できるとは限らない。IRPを有効にするためのポイントを紹介する。

 「インシデント対応計画は作ったが、実際に機能するのか分からない」「訓練はしているが、実際の攻撃時に対応できる自信がない」――。ランサムウェアやサプライチェーン攻撃が増加する中、企業の情報システム部門(以下、情シス)では、インシデント対応計画(IRP:Incident Response Plan)の整備を進めているところがある。しかし、「計画を作ること」と「実際に機能すること」は別問題だ。

 そこで重要になるのが「計画をテストすること」だ。本稿では、事業継続、災害復旧の専門家であるポール・カーバン氏が、テスト実施の基本ステップや成功のかぎを紹介する。

インシデント対応計画は「作る」だけでは不十分

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