看過できない重大なリスクも

CX部門を熱狂させる「バイブコーディング」の罠 情シスが警戒すべき“ノーガード開発”

自然言語の指示だけでAIがアプリケーションを生成する「バイブコーディング」が注目を集めている。CX部門のIT依存を解消し開発を爆速化させる一方で、セキュリティ脆弱性やシャドーIT化など、情シスが看過できない重大なリスクも潜む。

 企業のカスタマーエクスペリエンス(CX)部門は常に他者の予定に振り回されてきた。情シスのバックログ解消や、ベンダーのロードマップ更新、開発者の手が空くのを待つ日々だ。バイブコーディングはこのパターンを打破する可能性を秘めている。チケットを切って待つ代わりに、CX担当者がやりたいことを自然言語で伝えれば、AIツールが即座に動作するソフトウェアを生成してくれるのだ。

 これは開発の主体性を変える真の転換のように聞こえる。だが、CXにとって本当に価値のある話なのだろうか? それとも、企業のデータやコンプライアンス、大規模運用の壁に直面した瞬間に瓦解(がかい)してしまうのだろうか。技術的負債を抱え込まず、イノベーションの武器として制御するための現実的な落とし所を解説する。

バイブコーディングとは何か?

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