親会社離脱のIT刷新で1900億円の損失

SAP移行で「ERP崩壊」 小売業の1900億円赤字が示す「ベンダー任せ」の限界

大手スーパーのアズダは親会社からの独立に伴うIT刷新を断行したが、1900億円もの巨額赤字を計上した。専門組織を構築して挑んだSAP移行の裏で何が起きたのか。経営リスクとしてのIT管理の重要性を解き明かす。

 英国の大手スーパーマーケットチェーンAsdaは、大規模な基幹システム刷新プロジェクト「Project Future」を実施した。その結果、店舗の商品補充やオンライン販売に深刻な混乱が生じた。この影響などにより、2025年12月期には約10億ポンド(約1900億円以上)の税引き前損失を計上し、そのうち2億8420万ポンド(約550億円)をプロジェクト関連の非基礎的費用として処理した。また、2025年末までのプロジェクトに伴う累計キャッシュ流出は12億2400万ポンド(約2400億円)に達した。

大規模なシステム刷新で何が起きたのか

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この記事の著者

Cliff Saran
Cliff Saran

最先端の研究開発からシステム管理の課題、レガシーシステムの保守・運用まで、幅広い分野で記事を執筆。ブログ「Cliff Saran’s Enterprise blog」を更新し、激変するIT市場を独自の視点で分析している。

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