「オンプレかクラウドか」に対する第3の選択肢

AI開発は高過ぎる? “オーバースペック問題”を解消するOracleの新製品

機密データを扱うAI開発では、データを自社にとどめるデータレジデンシの要件が重荷となる。高額な専用インフラを導入できない中小企業に向けて、Oracleが提示した新たな選択肢とは。

 企業がAIエージェントなどの高度なAI開発を進める中、大きな課題として浮上しているのがデータ管理にかかる「費用の高騰」だ。同時に、AIツールが広範なデータに自律アクセスするようになるにつれて、機密データを自社の手元にとどめなければならないという「データレジデンシー」(データの保管場所に関する規制)への懸念も強まっている。

 こうした課題に対処するため、Oracleは2026年7月に新たなAIデータベース「Oracle Base Database Cloud@Customer」を発表した。これは大規模向けデータベース「Oracle Exadata Cloud@Customer」を小型化した製品で、中小規模のデータ処理(ワークロード)向けに専用設計されている。ユーザー企業は、大規模処理に特化したデータベースの過剰な計算能力を利用せずに済む。

 以下では、Oracle Base Database Cloud@Customerがもたらす具体的な価値や競合他社との違いについて、専門家の評価を交えて詳しく解説する。

中小企業でも導入しやすい「ハイブリッド」という解

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