「Excelで代用」の落とし穴

「1つのIDを複数人で共有」はなぜ減らない? 業務ツール運用のゆがみとリスク

クラウドサービスを導入している企業の多くが、ライセンス費用を回避するためにID共有や代理入力を余儀なくされている。業務効率化や内部統制を阻害する「隠れたコスト」の正体とは。

 企業の業務システムはクラウドサービスへの移行が進んでおり、利用者数に応じたアカウント単位の課金(以下、ID課金)が広く普及している。初期費用を抑えて導入できる利点がある一方で、運用現場においては、費用負担を避けるための利用制限が業務効率化の阻害要因となっている。

 システムベンダーのNTTデータビジネスブレインズは2026年8月21日から22日にかけて、全国の業務・管理系部門のリーダーおよび管理職221人を対象に、業務システムの費用に関する実態調査を実施した。本調査では、多くの企業が費用を理由に本来想定されるシステム運用を制限している状況が明らかになった。

約9割が「非正規の運用」を経験

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