手の大きな人には向かないが、許容範囲
10.5インチiPad Pro用キーボード、Apple純正「Smart Keyboard」は価格に見合うか(1/3 ページ)
iPad Proはいわゆるタブレットとしても優秀だが、キーボードを付属することでノートPCにも劣らない編集マシンとなる。本稿ではApple純正で最も薄型軽量なSmart Keyboardの使い心地を紹介しよう。
ノートPCとしても使えるタブレットが人気になっている。Appleの「10.5インチ iPad Pro」もそうした製品の1つだ。この非常に優秀なタブレットを2-in-1デバイスとして利用できるように、Appleは「10.5インチiPad Pro用Smart Keyboard」を開発している。
この159ドルのキーボードはタブレットに加わる厚みを最小限に抑えつつ、スタンドにもなる優れものである。
構造とデザイン
Smart Keyboardは、本質的には大きく硬いシートだ。これをiPad Proの側面にマグネットで装着する。このシートには折り目がある。この折り目に沿って折り畳むことで、3つの形状に変化する。1つは、キーボードを手前においてタブレットをスタンドに立てかける形状。もう1つはキーボードをディスプレイの背面に畳み込んでタブレットを立てかける形状。最後がディスプレイをキーボードで覆う形状だ。最後の形状では、キーボードをデバイス背面に移動し、画面を邪魔しないようにすることもできる。
ただ残念なことに、Appleの「Apple Pencil」を収納するスロットはどの形状にもない。
カバー
Smart Keyboardを折り畳んでディスプレイを覆うようにすると、基本的にタブレットの厚みも重さも2倍になる。それでも、競合他社のほとんどの製品よりも薄型軽量だ。Appleのプロフェッショナル仕様のタブレット自体が非常に薄型軽量なので、厚みが増しても気にならない。
このSmart Keyboardは、10.5インチiPad Proに合わせて寸法が決まっている。そのため、同タブレットの前面をぴったりと覆う。ただ、このSmart Keyboardに合うのは10.5インチiPad Proのみで、それよりも大型、小型のiPadには適さない。
外装はプラスチック製で、色はあまり魅力的とはいえないグレーのみだ。折り畳んでカバーにすると、キーボード部分がタブレットに背を向けた状態になる。つまり、キーボードが画面に触れることはない。画面に接するのは柔らかい布地の部分になる。
Smart Keyboardの主目的はタイピング入力だ。保護はあくまでも補助機能にすぎない。カバーが覆うのは画面だけでとても薄いため、保護できるのは傷や多少の衝撃程度だ。iPadを落としてしまったら、何の助けにもならないだろう。
キーボードをタブレットに装着するマグネットの強さは十分だ。本稿のテスト中にキーボードとタブレットが離れることはなかった。ただし、強めに引っ張れば離れる場合がある。
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