年度末処理7割削減 神奈川県信用保証協会がクラウド勤怠管理導入で得た副産物手作業の勤怠管理から脱却

神奈川県信用保証協会は、日立ソリューションズの人事総合ソリューション「リシテア」のクラウド型勤怠管理システムを導入した。勤怠管理基盤を刷新し、年度末処理の工数を7割削減した。他に得られた副産物は。

2026年08月10日 05時00分 公開
[CaseHub.NewsTechTargetジャパン]

 神奈川県信用保証協会は、日立ソリューションズの人事総合ソリューション「リシテア」のクラウド型勤怠管理システムを導入し、勤怠管理基盤を刷新。年度末処理の工数を7割削減することができた。同協会が勤怠管理基盤の刷新を進めた裏側を紹介する。

年度末処理の工数7割削減の裏側

 神奈川県信用保証協会では、従来の勤怠管理システムの老朽化に加え、一部の管理作業を手作業で実施していた。設定変更の際には個別対応も必要となり、運用負荷が増大していた。さらに、システムが社内での利用を前提としていたため、リモートワークやスマートフォンからの利用にも制約があった。

 こうした課題を解消し、人事業務の効率化と適切な労務管理を両立するため、同協会はクラウド型の勤怠管理基盤への移行を決めた。「リシテア」については、長期運用を見据えた柔軟性と拡張性に加え、操作性や可視性を評価した。職員自身による勤務管理や、マネジメントの高度化にも役立つと判断したという。

 導入プロジェクトでは、コムチュアが要件整理から運用設計、データ移行、定着支援までを一貫して担当した。給与システムとの連携に必要な集計ロジックの構築など、複雑な要件にも対応した。神奈川県信用保証協会は、こうした支援によってシステムの安定稼働と円滑な運用定着を実現できたとしている。

 新システムの導入によって、年度末処理にかかる工数は7割削減できた。作業効率の向上に伴い、システムメンテナンス時の利用停止期間も短縮することができた。勤怠管理、申請、承認の各機能を一元化したことで、業務の標準化も進んだ。従来は情報システム部門への依頼が必要だったデータ設定作業についても、人事部門内で完結できる体制へ移行した。

 利便性の面では、ユーザーインタフェースの改善によって入力しやすくなり、問い合わせ対応の負荷を軽減した。スマートフォンやリモート環境からも利用できるようになり、多様な働き方への対応を進めた。

 コムチュアは今後も、神奈川県信用保証協会の継続的な業務効率化を支援する。金融分野をはじめとする顧客に対し、コンサルティングからシステム構築・運用、人材育成までを提供するとともに、データやAIを活用したサービスの創出にも取り組むとしている。

(※)この記事は本多和幸氏と谷川耕一氏によるIT事例メディア「CaseHub.News」に掲載された「神奈川県信用保証協会、勤怠基盤刷新で年度末処理7割削減 リモート対応も」(2026年8月7日)を、TechTargetジャパン編集部で一部編集し、転載したものです。

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