水中でも「Pokemon GO」ができる
徹底レビュー:進化を遂げた「Galaxy Note7」、iPhoneファンの気持ちを逆なでする機能とは(1/2 ページ)
「Galaxy Note7」は、大きなディスプレイ、生産性を向上するスタイラスペンなど、「Galaxy Note」シリーズの最新機種として進化を遂げている。その実力を確かめてみよう。
Samsung Electronics(以下、Samsung)の「Galaxy Note」シリーズの最新機種は、エッジデザインを採用している。実際、両サイドがエッジ仕様だ。さらに、新しいSamsungのスタイラスペン「Sペン」の機能、セキュリティ機能が加わっている。そして恐らく、スマートフォン史上最も洗練されたデザインといえる。名称は、「Galaxy Note7」となった。いくらか性能が強化され、多くの新しいソフトウェアの工夫や要素が加えられている。中には、Samsungの「Galaxy edge」シリーズに由来するものもある。
Galaxy Note7は、前身であるSamsungの「Galaxy Note5」に比べ、スマートフォンの強化版という印象がある。そのため、Note6をスキップしてNote7にしたのだろう。これは明らかに、Galaxy Noteシリーズの世代の数字をSamsungの他の「7」製品(「Galaxy S7」「Galaxy S7 edge」「Notebook 7」)に合わせるブランド戦略だ。単に、進化を遂げたからだけではないのだ。
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Galaxyシリーズ徹底レビュー
Sペン
Galaxy Note7には、Sペンとエッジデザインが高いレベルで統合されている。両方の機能がGoogleのOS「Android 6.0.1」のレベルで組み込まれているのだ。今回、Sペンの強化に意識が注がれ、「拡大」と「翻訳」の2つの新しいエアコマンド操作が追加された。
拡大機能は、その名の通り、画面上のペン先で指した部分を拡大する。この機能の念頭には、PDFの扱いにくさとビジネスユーザーの存在があるのは明らかだが、この機能は何に対しても機能する。例えば、画像を拡大してよく分からない細部を表示したり、カメラのファインダーを拡大したりできる。
翻訳機能はGoogleの「Translate API」を基にしており、原文言語は38言語、訳文言語は71言語に対応している。なお、言語数に違いがあるのは、一部の言語の分かち書きに由来する。これがGoogleの「Google翻訳」を混乱させることがある。
また、Sペンには新しく、「スマートセレクト」機能を使用したGIFの作成と編集ツールが追加された。このツールを使うと、画面の一部を15秒のクリップとして記録できる(1秒当たりのフレーム数は公表していない)。またGalaxy Note5で好評の「Screen-off Memo」でメモした内容を、Galaxy S7とGalaxy S7 edgeで好評の「Always On Display」(スリープモードでも画面上に時間やカレンダーなどを表示できる機能)にピン止めする機能が追加された。最後に、「アクションメモ」機能と「Sノート」機能を組み合わせてメモのインタフェースをすっきりさせることで、手書きのメモ機能を簡素化した。
Sペンの物理デザインも一新した。ボタンは誤って押すことのないよう軸の上の方に移動し、マグネット式のペン先は0.7ミリに細くなり、画面感度も高まった。以前のGalaxy Noteよりも書き心地が紙に近くなっており、4096段階の筆圧感知レベルに対応する。サイズは10.8×0.5センチ、重さは3グラムだ。
Sペンをテストした感触はとても良かった。ボタンの配置によって、これまでのSペンに対する最大の不満の1つが解消した。また、摩擦が強まり、メモや走り書きをするときの制御が少し向上している。
クリエイティブな作業に従事しているユーザーの意見は異なるだろうが、筆圧感知機能の強化は一般ユーザーにとっては過剰に感じる。使ってみて違いを感じられないからだ。とはいえ、Galaxy Note5のSペンと比べた場合、Galaxy Note7のSペンの方が全体的に使いやすくなっている。また、Sペンを逆向きに挿入できないようになっており、Galaxy Note5の初期モデルで問題となった欠陥は解決している。
Galaxy Note7とSペンはいずれもIP68準拠の耐水性能を備えている。つまり、Sペンは水の中でも使用できるのだ。プールサイドや水中でNianticの「Pokemon GO」をプレイするなど、特定の利用シーンでは理想的な仕様といえよう。雨の屋外で働く現場作業員や、配送業者、職場の仕出し業者などを考えてほしい。指やディスプレイがぬれていると、タッチスクリーンは機能しない。しかし、Galaxy Note7ではSペンを使えば操作できるのだ。
曲面ディスプレイ
Androidに適用された「TouchWiz」ナビゲーションスキーム全体が簡素化され、操作の基本はフリックとスワイプになっている。これは、片手で操作しやすくするための取り組みの1つだ。Galaxy Note7が大きな5.7型ディスプレイを備えていることを考えると、簡単なことではない。
この取り組みには、両サイドを曲面にしたことが効いている。結果として、デバイス幅が細くなり(Galaxy Note5よりも約2.5センチ細い)、左右対称のデザインとなっている。Galaxy Note7は全体的に丸みを帯びたデザインで、正面と背面は独特のサイズと形状だ。サイズは153.5(高さ)×73.9(幅)×7.9(奥行き)ミリ、重さが169グラムと、とても洗練されている。保護ケースを装着したくないという強者は、これまでのGalaxy Noteよりも握りやすくなっていることに気付くだろう。
Galaxy Note7は、Galaxyシリーズとして初めてデータ転送と充電用のUSB Type-C端子を搭載し、虹彩認証機能を組み込んでいる。それ以外には、ハードウェアに関して2015年に発売された各種Galaxyと大きく変わる点はない。Galaxy Note7はプロセッサとしてQualcommの「Snapdragon 820」またはSamsungの「Exynos 8890」を採用し、RAMを4GB搭載している。ディスプレイは解像度2560×1440ピクセルの5.7型Super AMOLEDディスプレイだ。カメラはGalaxy S7、Galaxy S7 edgeと同じ高性能カメラにHDRビデオを追加したもの。ストレージは32GBから底上げされて64GBになり、microSDカードに対応する。バッテリー容量は3500mAhで、急速充電、ワイヤレス充電が可能だ。
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