Webサイトがクラッシュしたときに「最低限やるべきこと」はこれだ:Webサイト「クラッシュ」7つの原因【第8回】
Webサイトのクラッシュは、未然に防ぐことがベストだ。だが、そうはいかないときもある。Webサイトがクラッシュしたときに、悪影響を最小限に抑える方法とは何か。
企業は自社Webサイトの表示トラブル「クラッシュ」を未然に防ぐ対策を講じることが大切だ。クラッシュを防げなかった場合に備え、クラッシュした際の対処法も考えなければならない。具体的には、どうすればいいのか。
「Webサイトがクラッシュした際の対処法」はこれだ
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連載:Webサイト「クラッシュ」7つの原因
- 第1回:いまさら聞けない「Webページがクラッシュしました」の“クラッシュ”って何?
- 第2回:Webサイトを良くするはずの「プラグイン」がなぜ“クラッシュ”を招くのか
- 第3回:「WordPress」でやりがちな“あのうっかり”がWebサイトのクラッシュを招く
- 第4回:「何も変更していないのにWebサイトがクラッシュ」 そのときの原因は?
- 第5回:商業Webサイトの「アクセス集中で何も売れない」問題を回避するには
- 第6回:Webサイトを運営するなら「ドメイン名」の“あれ”を忘れてはいけない
- 第7回:Webサイトを沈黙させる「DDoS攻撃」の“あの兆候”とは?
知っておきたい、Webサイト運用の知識
まずインターネット接続に問題がないことを確認するために、他のWebサイトをチェックして、自社のWebサイトがクラッシュしていないかどうかを確認する。自社のWebサイトがクラッシュしたのであれば、ソフトウェアの更新やサーバメンテナンスによってWebサイトが停止した可能性があるため、まずはその点を確認しよう。
それでもWebサイトが動作していない場合は、すぐに行動を起こすべきだ。Webサイトのホスティング企業や管理者に、すぐに連絡を取る。Webサイトが更新されたばかりであれば、開発者に連絡してコーディングに問題がないかどうかを確認する。
Webサイトがクラッシュしていることを、エンドユーザーに公表するかどうかの検討も重要だ。その場合、メールによる通知、SNS(ソーシャルネットワークサービス)の公式アカウントでの投稿といった具体的な方法を決めなければならない。Webサイトのクラッシュが長く続く可能性がある場合は、説明ページを設けて、そこにリダイレクトさせる手もある。
他にもWebサイトへのアクセス増加を避けるために、開催中のプロモーションを一時停止するか、プロモーション期間を延長するかを決める必要がある。プロモーション再開の準備ができたことを確認したら、エンドユーザーにWebサイトの再開を通知しよう。
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