付せん紙厳禁
Windowsパスワードを忘れたら
外出先でWindowsパスワードを忘れてしまったら、会社のヘルプデスクに助けてもらうこともできない。そんなときあわてないように、あらかじめ「パスワードディスク」を作っておこう。
社員がWindowsパスワードを忘れてしまうのは、どんな企業でもよくある問題だ。パスワードを忘れた社員はヘルプデスクに電話をかけ、ヘルプデスク担当がパスワードをリセットする。ドメインにログオンする社員の場合はこれで一件落着だが、社外からアクセスするモバイル社員の場合は、パスワードのリセットはそうすんなりとはいかない。
多くのモバイル社員は大抵ローカルアカウントでログオンするが、そこに1つ問題がある。ヘルプデスク担当がローカルアカウントのパスワードをリセットするには、マシンに物理的にアクセスしなければならないからだ。社員は出先にいるのだから、ヘルプデスク担当が物理的にアクセスするのは不可能だ。
しかし、うまい手がある。Windows XPやWindows Vistaでは、「パスワードリセットディスク」を作成しておけば、ローカルアカウントのパスワードを自分でリセットできる。
パスワードリセットディスクは、ユーザーの公開鍵と秘密鍵のペアのコピーを格納するものだ。このディスクを作成する際、Windowsはユーザーの公開鍵を使ってユーザーのパスワードとセキュリティID(SID)を暗号化する。この情報はセキュリティアカウントマネージャ(SAM)とはまったく別個に、ファイルとしてコンピュータのHDDに保存される。
パスワードリセットディスクは「パスワードディスクの作成ウィザード」を使って作成するが、このウィザードを起動する手順は、マシンがドメインに参加しているかどうかによって異なる。マシンがドメインに参加していない場合は、次の手順でウィザードを起動する。
- コントロールパネルの[ユーザーアカウント]を開く。次に、現在ログオンしているアカウントを選択する
- [パスワードを忘れないようにする]をクリックする。これで「パスワードディスクの作成ウィザード」が起動する
マシンがドメインに参加している場合は、次の手順でウィザードを起動する。
- ドメインにログオンしているのではなく、ローカルにログオンしていることを確認する
- [Ctrl]+[Alt]+[Delete]を押す
- [パスワードの変更]をクリックする
- [バックアップ]をクリックする
こうして「パスワードディスクの作成ウィザード」を起動したら、次の手順でパスワードリセットディスクを作成する。
- [次へ]をクリックする
- 指定したドライブにフォーマット済みの空のディスクを挿入し、[次へ]をクリックする。FDDがなくても、USBメモリやフラッシュメモリが使える
- 表示されたダイアログに現在のパスワードを入力し、[次へ]をクリックする
- ディスクの作成が完了したら、[次へ]をクリックする
- [完了]をクリックする
- [キャンセル]をクリックする
- [キャンセル]をクリックする
なお、忘れたWindowsパスワードをリセットするたびに、新しいパスワードリセットディスクを作成する必要はない。リセットファイルは常に最初のパスワードで暗号化される。以降のパスワードはこのファイルに追加されるだけだ。
パスワードのリセットは簡単だ。パスワードリセットディスクの作成後は、ユーザーが間違ったパスワードを入力すると、パスワードを入力し直すか、あるいは[リセット]をクリックしてパスワードをリセットするかを選択できる画面になる。ここで[リセット]をクリックすると、「パスワードのリセットウィザード」が起動する。後はこのウィザードに従って、パスワードリセットディスクをドライブに挿入し、パスワードをリセットする。
本稿筆者のブライエン・M・ポージー氏は、MCSE(マイクロソフト認定システムエンジニア)の資格を持ち、Windows 2000 ServerおよびIISに関する仕事でMicrosoft Most Valuable Professionalの認定を受けた。全米規模の病院チェーンでCIOを務めた経験があり、フォートノックス(ケンタッキー州にある米軍施設)のITセキュリティを担当したこともある。フリーランスのテクニカルライターとして、Microsoft、TechTarget、CNET、ZDNet、MSD2D、Relevant TechnologiesなどのIT関連企業に記事を寄稿している。
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