社内外でのファイル共有・同期を安全に
企業向けオンラインストレージサービス7選(海外ベンダー編)(1/7 ページ)
オンラインストレージサービスを業務で利用するニーズが高まっている。だが、個人向けサービスではIT部門が管理できないなどセキュリティ面での不安が多い。そこで、企業利用を想定したサービス7選を紹介する。
オンラインストレージサービス一覧表のダウンロード
- 今回紹介するオンラインストレージサービス7点の価格・料金を見やすくまとめた一覧表をPDFファイルで提供しています。「企業向けオンラインストレージサービス一覧表(海外ベンダー編)」からダウンロードしてください。
ビジネスでの「オンラインストレージサービス」の利用が本格化しつつある。単にクラウド上にファイルやフォルダを保存するだけでなく、ローカル端末との同期や、他社とのファイル共有、ドキュメントの共同編集など、さまざまな用途で使うことができる。また、BCP(事業継続計画)やモバイルワーク、ビジネスにおけるモバイルデバイス活用の広まりによって、場所や端末を選ばずに利用できる便利さから、より注目されるようになった。
オンラインストレージサービスの成り立ちをたどると、ストレージ容量を限定して無償で提供するコンシューマー向けサービスからスタートしたものが多いようだ。だが、業務で使用するとなると、容量不足といった問題だけでなく、データ流出やデータ消失といったリスクも無視できない。IT部門にとっては、統制が取れないサービスを勝手に利用されることは不安要素でしかない。企業向けオンラインストレージサービスでは、そうした課題に対処した機能が付与されているものが多いといえる。本稿は、企業向けオンラインストレージサービスの中から主要サービス7点を紹介する。なお、今回は海外ベンダーによるサービスに絞ることとする。また、誌面の都合上、本稿で取り上げる機能や価格体系はサービスの一部の情報にとどまる。詳細および最新情報は、ベンダーのWebサイトなどでご確認いただきたい。
1.Dropbox for Business
誰もが知っているオンラインストレージサービスの代表格といえば「Dropbox」だ。Dropboxには「無料」「プロ」「ビジネス」と3段階エディションがあり、企業利用を想定しているのはビジネスである。なお、個人用アカウントと企業用を関連付けることで、両方のアカウントをログアウトせずに同時に使うことができる。
ローカル端末との同期、二要素認証およびモバイルパスコードの利用、256ビットAESによる暗号化は無償版でも提供されているが、ビジネス版では加えて、無制限のファイル復元、無制限のバージョン履歴取得、リモートワイプ(遠隔削除)、アクセス権限コントロール、ログイン・デバイス・ロケーションの管理、アカウント管理、チームでの一括請求、電話サポートなどの機能が付与されている。チームでの利用を特色としており、管理コンソールでメンバーの追加/削除ができるだけでなく、共有フォルダやリンクの権限を細かくコントロールできるため、外部ユーザーとの情報共有、複数人での共同作業にも適している。ストレージには「Amazon S3」を使用している。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 提供企業 | 米Dropbox |
| 参考価格 | ビジネス:1ユーザー当たり月額15米ドル、ストレージは「必要に応じて容量を追加」(最小ユーザー数5人) |
| SLA | 99.999999999% |
| ビジネス向け機能の例 | ファイル共有、二段階認証、ファイル復元、バージョン管理、リモートワイプ、Active Directory連係、ログイン・デバイス・ロケーション管理、アカウント管理、アクセス権限コントロール、256ビットAESによる暗号化など |
| 日本語対応 | 企業向けサービスに関してはなし(個人向けは対応) |
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