原因となったアノ機能
「iPhone 5」が発売中止になった理由
iPhone 5への期待が高まる中で行われたAppleの発表会。そこで発表されたのはiPhone 4Sだった……。この背景には、iPhone 5に盛り込まれた「ある仕様」があるという。
当初、米Appleが2011年秋に「iPhone 5」をリリースするのではないかといううわさがしきりに飛び交っていたが(参考:Appleの「iPhone 5」、初回生産台数は3億台?)、結局うわさは間違いだった。最近、このiPhone 5のいきさつをめぐって新しい情報が飛び込んできた。
発売中止となったこのスマートフォンの最大の特徴の1つが、4インチのディスプレーだといわれている。米Business Insiderの未確認情報によると、これはiPhone 4Sの3.5インチディスプレーよりも物理的に大きいだけでなく、Appleのこれまでのスマートフォンよりも高い解像度だった可能性がある。
Retinaが原因?
Appleは「Retina」ディスプレーを盛んに宣伝している。RetinaディスプレーはiPhone 4でデビューし、iPhone 4Sにも採用された。その解像度は非常に高く、肉眼では個々のピクセルを識別できない。同社の元CEOのスティーブ・ジョブズ氏は、画面サイズを4インチにしてこの効果を維持するにはピクセル数を増やす必要があると考えたようだ。
この解像度の変更がiPhone 5の運命を決定付けたのではないかと思われる。発表のわずか数カ月前にジョブズ氏は中止を決定した。iOS市場が分断されるのを恐れてのことだった。新たな解像度に対応するにはアプリをアップデートする必要があるが、古い(あるいは利益にならない)アプリの多くはアップデートされない可能性が高い。Appleは既に、開発者に2種類の解像度(スマートフォン用に960×620ピクセル、iPad用に1024×768ピクセル)をサポートするよう求めており、これに加えて第3の解像度を追加するのは多過ぎると判断したのではないかといわれている。
iPhone 5が備えると予想されていた特徴としては、その他にも1000万画素のカメラや、iPadと同様のアルミ製背面パネルなどがある。iPhone 4Sは800万画素カメラとガラス製の背面パネルを備える。また、ホームボタンも物理的なボタンではなく、タッチパネル方式になると予想されていた。
iPhone 5は2012年夏?
Appleが今後、iPhone 5と呼ばれるスマートフォンをリリースし、発売中止になったバージョンで予定されていた機能の幾つかが同端末に搭載される可能性もある。しかし、従来よりも大型の高解像度ディスプレーが搭載される可能性はなさそうだ。スティーブ・ジョブズ氏がAppleの意思決定者ではなくなった今も、それは変わらないだろう。
この新しいスマートフォンがいつリリースされるかをめぐって、インターネット上ではさまざまな臆測が飛び交っている。ある未確認情報によると、Appleは夏に新機種を発表するという従来のパターンに戻る可能性がある。また、同社が秋にiPhone 4SをリリースすることになったのはiPhone 5をめぐる問題が最大の理由だったらしい。
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