教育ITニュースフラッシュ
京都工芸繊維大学が進める“入試英語IT化計画”とは?
オンライン講義の受講だけで卒業可能にした大手前大学通信教育部の取り組みから、手書き文字の認識機能を備えた電子黒板の新製品まで、注目の教育IT関連ニュースをお届けします。
教育機関のIT導入事例、教育機関向けの新製品に関するニュースを紹介する教育ITニュースフラッシュ。オンライン講義の受講だけで卒業できるようにする大手前大学通信教育部の取り組みから、14カ国語の手書き文字を認識可能な電子黒板の新製品まで、さまざまなニュースがありました。
京都工芸繊維大学が英語力テストシステムを開発 入試活用も視野
同大学は、学生の英語活用力の向上や、IT/学力測定技術の高度化に合わせたテスト実施システムの構築などを目的に、採点機能を備えた英語スピーキングテストシステムの開発を進めている。同システムでは、学生はヘッドセットを装着して端末を操作し、画面表示や音声で問題を確認。ヘッドセットのマイクを通して問題に解答する。2015年1月20~22日には同大学の1年生全員を対象に、同システムを活用したテストを試行。2015年度以降も同システムを使って定期的にテストを実施する。こうした取り組みを基に採点システムの信頼性向上や教職員のノウハウ蓄積を進め、2017年度からは大学院の入学試験で、2019年度からは学部入試で、同システムを使ったテストを実施する考えだ。システムは、eラーニングシステム開発のイー・コミュニケーションズ、河合塾グループの持株会社であるKJホールディングスと共同開発している(発表:京都工芸繊維大学<2015年1月9日>)。
大手前大学通信教育部、ネット学習だけで卒業可能に
2015年4月以降に入学した新入生や2~4年次の編入生が、オンライン学習のみで卒業できるようにする。オンライン学習のみで卒業できるのは、これまで3、4年次編入生のみだったが、対象を拡大する。通信制大学の卒業に必要な30単位以上の面接授業(スクーリング)講義の単位を、オンライン講義で代替して取得できるようにするのが骨子。大手前大学通信教育部ではこれまで、定められた開講期間で通常講義と同様に学習を進めるオンライン講義「メディア授業」を開講し、その単位をスクーリングの単位として認めてきた。2015年4月から、メディア授業の修得単位を計30単位に拡充。他のオンライン講義との組み合わせで、通学することなく卒業単位が修得できるようにする。従来のスクーリングも受講可能(発表:大手前学園<2014年12月25日>)。
久留米大学がネット経由の寄付金受け付け開始
クレジットカード事業を展開する九州カードと、クレジットカードの加盟店契約を締結。寄付希望者の利便性向上を図るべく、2015年1月9日からインターネット経由でクレジットカードを使った寄付ができるようにした。寄付希望者は、スマートデバイスやクライアントPCから同大学の公式Webサイトへアクセス。寄付受け付け専用ページにクレジットカード情報などの必要情報を入力して寄付をする。システムには、フューチャーコマースが提供するインターネット寄付金収納サービス「F-REGI 寄付支払い」を採用した(発表:フューチャーコマース<2015年1月15日>)。
手書きの英語も中国語も認識する電子黒板、リコーが販売
リコーが2015年1月26日に発売する「リコー インタラクティブ ホワイトボード D5510」は、手書きの文字をテキストデータに変換する機能を備えた電子黒板だ。日本語や英語、中国語、ドイツ語など14言語を認識する光学式文字読み取り(OCR)機能を搭載。板書内容をテキストデータにして後から参照したり、検索したりできる。iOS、Android、WindowsタブレットやクライアントPCといった端末と映像出力ケーブルで接続するだけで利用でき、端末へのクライアントソフトウェアのインストールは不要。板書内容をネットワーク経由で最大20台の端末から閲覧可能にする有償オプションも用意する。価格はオープンだが、市場想定価格は税別82万8000円(発表:リコー<2015年1月13日>)。
バス到着を「ミッフィー」が通知、ドコモ・システムズが幼稚園向けSaaS
ドコモ・システムズは2015年1月14日、幼稚園バスの現在位置や到着時刻などを知らせるSaaS形式のバスロケーションシステム「ミッフィーバスロケサービス」を提供開始した。園児の保護者が事前設定した停留所にバスが接近すると、絵本のウサギキャラクター「ミッフィー」の画像入りメールを保護者のメールアドレス宛てに送信し、バスの接近を知らせる。保護者や幼稚園の職員向けに、バスの運行状況を常時確認可能なWeb画面も用意する。GPSと携帯電話回線による通信機能を搭載した車載端末をバスに設置し、バスの現在位置を把握する仕組みだ。料金(税別)は車載端末をレンタルする場合、初期導入費用不要、月額利用料金7500円(発表:ドコモ・システムズ<2015年1月14日>)。
初年度8万8000円で「SAS」が使える SAS Institute Japanが教育機関向け新ライセンス
SAS Institute Japanは2015年1月7日、教育機関向けに統計解析ツール群「SAS Analytics Pro」を安価に提供する新ライセンスを発表した。新たに提供する「SAS PCアラカルト」では、SAS Analytics Proの全機能を初年度8万8000円(税別)で利用可能にした。同社は従来、同種の教育機関向けパッケージ「SAS Analytics Pro Academic Suite」を初年度19万8000円(同)で提供してきたが、より安価にSAS Analytics Proを利用できるようにする。なおSAS PCアラカルトの提供に伴い、SAS Analytics Pro Academic Suiteは販売を終了する。アナリティクス人材の育成を目的とする同社の活動である「SAS Analytics U」の一環(発表:SAS Institute Japan<2015年1月7日>)。
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