SDNフラッシュ
SDNは一からお任せ、IBMがコンサルから導入・構築まで支援
日本IBMが顧客のSDN設計から構築、運用までサポートするサービスを提供開始。次世代のネットワークインフラを支える技術としてますます注目されるSNSの最新動向をお届けする。
ソフトウェアでネットワークを制御するSDN(Software Defined Networking)。SDNフラッシュでは、SDNにまつわる製品・サービスの情報や、SDNを取り巻く内外の動向を追っていきます。今回は、日本IBMのSDNビジネス強化や金融業界初のSDNによるネットワーク構築など、5つのトピックを紹介します。
日本IBMが「SDN構築支援サービス」を提供
日本IBMは「SDN構築支援サービス」の提供を開始した。これを既存のネットワーク関連コンサルティングサービスと組み合わせることで、システム構築に向けた戦略策定から設計/導入まで、一貫した支援ができるようにした。また、クラウド基盤ソフトウェア「IBM Cloud Manager with OpenStack」とSDNを組み合わせることでサーバやストレージなども含めたインフラ全体の最適化を実現。さらに、企業のプライベートクラウドとパブリッククラウドをSDNに基づくネットワークで結合することにより、両者間でのIT資源の最適配置を可能にするという。同社は、多様なシステムの連係を支えるネットワークをより柔軟に構築できるようにするため、SDNを重視。人員を拡充してSDNビジネスを強化する。SDN構築支援サービスの提供価格は個別見積もり(発表:日本IBM<2015年4月22日>)。
金融機関初、愛媛銀行が行内ネットワークをSDNで構築
NECは、愛媛銀行のシステムのネットワーク基盤をSDNで統合したと発表した。愛媛銀行はこれまで、新サービスの提供や店舗戦略に応じて勘定系/情報系システムの追加や変更を行ってきたが、それに伴いネットワーク構成が複雑化していた。行内に散在したネットワークをSDNで統合することで、シンプルさと管理性が向上。障害発生時にも迅速な対応を可能にした。NECによれば、日本の金融機関におけるSDNの本格導入は今回が初めて(発表:NEC<2015年3月18日>)。
SDN対応も強化、「Brocade ICX」に新製品と新機能
ブロケード コミュニケーションズ システムズは、高ポート密度で拡張性に優れたエンタープライズ向けスイッチの新製品「Brocade ICX 7250」を発表した。また、ICXシリーズに「Switch Port Extender」という新機能を追加。ネットワーク間に分散して設置されたICX 7250、7450および7750の各スイッチの統合管理を可能にする。さらに同社は、既存のスイッチ製品である「Brocade ICX 7450」および「Brocade ICX 7750」においてOpenFlow 1.3をサポートしたことを発表。OpenDaylightベースのSDNコントローラー「Brocade Vyatta」と組み合わせて利用することで、ネットワーク全体でのSDNによる自動化を実現できるようにする。
SDNを活用したサイバー攻撃対策でNECとパロアルトネットワークスが連携
NECは、「サイバー攻撃自動防御ソリューション(次世代ファイアウォール連携)」の販売を開始した。これはNECのSDN対応製品「UNIVERGE PFシリーズ」のネットワーク制御機能とパロアルトネットワークスの次世代ファイアウォール製品による脅威抑止機能を連係させることで、不正端末の通信を検知し、ネットワークから隔離してサイバー攻撃を抑止するもの。マルウェア感染を積極的に特定し、初動対応を自動化することで、ネットワーク全体への被害拡大を防止できる。価格は最小構成で1100万円から(税別、システムインテグレーション費用や保守料別)(発表:NEC、パロアルトネットワークス<2015年3月30日>)。
IDC Japan、SDN/NFVに関する国内市場動向および予測を発表
IDC JapanはSDN/NFVに関する国内市場動向分析結果を発表。データセンター向けSDN市場は2014~2019年の年間平均成長率(CAGR)が54.8%、2019年には460億1400万円に達すると同社は予測する。企業ネットワーク向けSDNにおいても、同期間のCAGRは55.0%と高い成長を見込む。この他、通信事業者向けSDN市場も2015年から本格的に立ち上がるとみている。具体的には、国内通信事業者の間で、携帯電話のコアネットワークを仮想化したvEPC(Virtualized Evolved Packet Core)の商用サービスへの導入などが進み、2019年にはキャリアSDN市場が553億6500万円、NFV市場が753億9900万円に達すると予測する。いずれの市場においてもSDN、NFVは実用期に入ったという見方だ(発表:IDC Japan<2015年3月31日>)。
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