ニッチな技術とはもういわせない
AWSが本気を出した「AWS IoT」の実力とは(2/2 ページ)
AWS IoTのターゲットは大企業だけではない
AWS IoTの導入を計画している中小企業も存在する。
製造設備のセンサーデータを処理する米MachineMetricsは、AWS IoTと既存のネットワークの間に「橋を架ける」ことを試みている。
「問題は私たちが使用しているテクノロジーをどのように適応させて統合するかだ」と同社で最高技術責任者(CTO)を務めるヤコブ・ロジェ氏は話す。現在、同社ではAWS IoTの機能を部分的に実行するプロトコルを実装し、センサーデータを収集して集中管理サーバでXMLにコンパイルしている。
「XMLを置き換えることができれば、各機器のデータストリームをAWS IoTに直接送信できるようになる」(ロジェ氏)
米IoT業界のスタートアップでも、AWS IoTを調査する予定だ。同社の創設者ケビン・フェリチコ氏も、デバイスシャドーに魅力を感じている。自社の名前は明かさなかったが、同氏は米オンライン競売会社のPropertyRoom.comでもCTOを務めている。
「現時点では接続されていないデバイスとも通信できるようにしたい。Amazonのような大企業がサポートを行うのはうれしいことだ。また、IoTが成功を収める様子を見るのは楽しい」(フェリチコ氏)
AWS IoTはβ版のため、IPv6のサポートなど一部の機能は未実装で、パートナーエコシステムは構築中だ。
ある金融サービス企業の役員は次のように話している。「これがより低レベルの組み込みコミュニティーでどのように受け止められているかは気になるところだ。Googleは既に何らかのうまい働きかけを行っているようである。ただし、細かい部分が少なからず欠落しているように見える」
「利用可能なIPアドレス空間を拡張するIPv6の問題はもっともなものだ」とFlux7のスールマン氏は指摘している。だが、同氏はここ10年の間に取り組まれた旧式のネットワークに何千ものセンサーを接続しているIoTプロジェクトを見てきている。そして、1つのパブリックIPアドレスに多数のIoTデバイスを接続できると同氏は説明する。
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