一石二鳥は成り立つのか?
「2-in-1」があればPCはお払い箱? 5機種の検証で分かった“残念な結論”(2/2 ページ)
バランスの取れた2-in-1デバイス
Lenovoの3番目の2-in-1デバイスである「Lenovo YOGA 3」(14型)は、同社が提供するタブレットとクライアントPCの間のベストなバランスを取るものだ。Yoga 15より少々小型だが、タブレットとしてはまだ多少大きく持ち運びにくい。
ラップトップモードやタブレットモード、テントモード、スタンドモードという4つの主な2-in-1デバイスの使用方法を考慮して設計されている。YOGA 3(14型)は、ユーザーがどのモードを使用しているかを識別してスクリーンの方向を調整する。それに加え、使用中のモードにより特定の機能を停止する。
YOGA 3(14型)は、タブレットとして一度に10点まで認識するマルチタッチを採用。ラップトップモードでは、機内モードなどの機能に迅速にアクセスできるように、一連のショートカットがキーボードに装備されている。またトラックパッドを使用すると、特定のスワイプ操作でタッチスクリーン機能を利用可能にすることができる。
タブレットにフォーカスした2-in-1デバイス
HPのElite x2 1011 G1は指紋リーダーやスマートカードスロット、HDD丸ごと暗号化などのセキュリティ機能で名声を得ている。また、キーボードがオプションであるため、最もタブレット寄りのクライアントPCの代替機といえる。
キーボードの「パワーキーボード」は、Elite x2からの着脱が容易だが、スクリーンを倒すことが可能な角度に制限がある。パワーキーボードのタッチパッドは、少しばかり期待外れだ。クリックするにはユーザーがディスプレイをタップする必要がある。物理的な反応がないと、クリックされたか判断するのが難しいためだ。
値段に見合ったデバイス
AcerはAspire R13で、360度回転するディスプレイをよけ、代わりに180度回転するデザインを採用した。また、ディスプレイフレームが浮動しているため、スクリーンの周囲に従来のような境界がない。これによりスクリーンが覆い隠されず、スタイラスペンがフレームによって遮られることがなくなる。
Aspire R13で使えるスタイラスペン「Active Pen」は別売で50ドルだが、スタイラスペンを必要とする企業にとって重要だ。このペンは、ユーザーの筆圧により異なるサイズの線を描くことができる。またユーザーがプログラム可能な2個のボタンを装備しており、特定のアプリケーションをショートカットで設定したり消しゴムとして使用することもできる。
Aspire R13は、SSDをRAID 0で使用しており、応答性に優れる2-in-1デバイスである。Webサイトの閲覧や電子メールの送受信よりも難易度の高いタスクをするユーザーにとって良い選択肢となる。
結論としては、現在のところクライアントPCが間違いなく無難である。最もエンタープライズ向けで汎用(はんよう)性のある2-in-1デバイスでさえ、依然としてクライアントPCに取って代わるには不十分だ。真のオールインワンデバイスはまだ存在しない。
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